研究概要 |
平成19年度は、国内における理系の大学研究者(30歳代)を中心対象としてインタビューを実施し、データの蓄積を引き続き行った。その結果、十分な分析を行うために計画した当初の目標人数をほぼ満たすことができた。今年度実施したのは計17ケースである。そのインタビュー協力者の内訳は、文系3名(男性1名、女性2名)、理系14名(男性7名、女性7名)である。 現在、前年度までの分と合わせて39名(残り1名は近日中に実施予定)のデータについて、分析を進め、調査票を具体化している。その一部は、平成20年度International Congress of Psychology(ICP)において成果報告を行う予定である。 また、本テーマに密接に関連し示唆を得るために行った研究で、今年度行った学会発表等は以下に挙げるとおりである[ただし、大学研究者を対象にした調査ではないため、次ページには記していない]。 (1)山浦一保2007組織における教育は人を自律させうるのか?-個人の成長プロセスと教育連鎖-日本心理学会第71回大会発表論文集,p.1232.[東洋大学,2007.9.18.〜9.20.] (2)山浦一保2007大学生は過去経験の何を語るのか?-キャリア発達を促す心理的反応の観点から-日本心理学会第71回大会ワークショップ(WS054)「青少年のキャリア意識形成と自己意識の発達促進に関する基礎研究(2)実証データに基づく報告」企画者・司会者:岡田努、話題提供者:榎本博明・岡田努・下村英雄・山浦一保[東洋大学,2007.9.19.]
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