研究課題/領域番号 |
18530487
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研究機関 | 下関市立大学 |
研究代表者 |
横山 博司 下関市立大学, 経済学部, 教授 (80158378)
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研究分担者 |
岩永 誠 広島大学, 総合科学部, 教授 (40203393)
中谷 隆 県立広島大学, 保健福祉学部, 教授 (40155875)
金子 努 県立広島大学, 保健福祉学部, 教授 (70316131)
細羽 竜也 県立広島大学, 保健福祉学部, 講師 (40336912)
越智 あゆみ 県立広島大学, 保健福祉学部, 助教 (60445096)
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キーワード | ワークストレス / 介護保険制度の改正 / 介護支援専門員 / 労働環境の変化 / 国際比較 |
研究概要 |
本年度の第1の研究目的である「介護保険制度の見直しに伴う介護支援専門員のワークストレスの内容や程度の変化の検討」の調査結果の分析を行った。その基礎データを基にして介護保険制度の変更に伴い、制度内容の変化が、介護支援専門員のワークストレスの内容や程度にどのような変化を与えたかを検討した結果、制度改正に伴い、労働環境にマイナスの影響を与えており、仕事の負担感や苦慮の増大、事務処理負担の増大や利用者との関係継続への支障等が見られ、その結果として、転職希望者が増加していること等の結果が得られた。その成果を総合福祉研究32巻に掲載された。 第2の研究目的は「わが国における女性のワークストレスの原因や特徴を調べるために女性の就業環境が整い、多くの女性が就業しているスウェーデン、オランダの労働環境の調査」であった。昨年度に引き続き、田中がスウェーデン、オランダで、一次資料の収集とヒアリングを行った。現在、翻訳を行いながら資料整理を行っている段階である。更に、女性介護支援専門員に対して、就業環境や育児や家事負担とワークストレスとの関係について調査を実施した。その結果、家事負担や職場において、女性的気遣いを強く要求されることにストレスを感じていることがわかった。その成果は、来年度の日本心理学会72回大会で報告する予定である。 その結果、家事負担や職場において、女性的気遣いを強く要求されることにストレスを感じていることがわかった。その成果は、来年度の日本心理学会72回大会で報告する予定である。
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