講演会・講習会を以下のように実施した。 (1)5月9日千葉大学看護学部における看護士対象の講習会において、時間外に希望者に裁判員制度を講義 (2)9月13日新宿区戸山において、同地区の希望者を対象に裁判員制度入門を講義 (3)20年1月22日新宿区大久保において、同地区青少年育成委員会会合において、裁判員による量刑を講義 (4)2月22日、3月7日、21日に、千葉市民文化大学において、連続講座(入門、手続、量刑について) (5)&(6)3月14日および23日に佐倉市臼井公民館において、それぞれ裁判員制度入門を講義 (7)3月13日新宿区法人会関係者の会合において裁判員制度入門を講演 その他に、高校生を対象に、出張講義などを実施した。 (8)10月8日東洋大学白山校舎オープンキャンパスの学びライブで高校生を対象に裁判員制度入門を講義 (9)10月26日麗澤高校(千葉県柏市)の生徒を対象に裁判員制度入門を講義 (10)12月14日八千代高校(千葉県八千代市)の生徒を対象に裁判員制度入門を講義(1、2年生の2回) 以上の機会に、受講者にアンケート調査を実施した。今年度は「入門」だけでなく、「裁判手続」についての講義と、「刑の量定」についての講義も行った。とくに千葉市の市民文化大学においては、これら3つを連続講座として実施したことが特筆できる。現在、アンケート調査のデータ分析を始めている。 上記の講演会・講習会実施のほかに、前年度までの研究成果をふまえて、9月27日〜29日に、テキサス州エルバソで開催された研究集会で、裁判員制度と自白・取調べの問題について報告。10月14日の法と心理学会で、中間的な成果を発表。さらに11月28日には日本弁護士連合会の刑事弁護センター主催の目撃証言研究会で、エルパソ研究集会についての報告を行った。来年度の研究にむけ、これまでの成果を取りまとめる作業に入っている。
|