外国籍児童のパーソナリティ測定の基礎となる心理尺度の一部を各種の学術誌・学会で発表を行った。これらは、最新の脳科学の知見を活かした質問紙尺度であり、学級経営などを行う際の資料としても活用可能な研究である。また、より実践的な外国籍児童への適応教育・補償教育を行うために、音読作業記憶などの認知面での諸能力を測定するための方法も検討し発表した。これらの基礎研究をもとに学部・大学院において、外国籍児童のいる学校への各種実習を授業の一環として成立させ、H20年度より本学で設立された教職大学院とも連携した教育実習システムの基礎作りを行った。
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