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2008 年度 実績報告書

考える力を育てる算数授業に関する実践研究

研究課題

研究課題/領域番号 18530522
研究機関大阪府立大学

研究代表者

岡本 真彦  大阪府立大学, 人間社会学部, 准教授 (40254445)

キーワード教育系心理学 / 考える力 / 教育実践
研究概要

本研究の目的は,小学校における考える力を育てるための算数授業モデルを開発することである。考える力とは,事象に対して数学的な見方ができるということを指している。特に本年度は,小学校低・中学年を対象とした授業プログラムの開発を行った上で,研究成果を公表するための学会でのシンポジウムの開催を目的として行われた。
過去2年間の小学校5・6年生を対象とした研究においては,単元の学習内容が終了した後,その単元で学習した数学的概念や技能の意味を考えるような学習活動を加えるという授業モデルが有効であったが,特に,小学校の低学年では,算数の学習内容が基本的な数概念の獲得や計算技能の獲得であり,高学年では有効であった授業モデルが有効ではないと考えられた。そこで,算数の学習内容の習得を助けるために単元に組み込む形の授業モデルの開発を試みた。
単元:「大きな数(2)」を対象とした実践研究では,十進数の概念を基礎に1000や10000といった大きな数の概念を定着させるための活動を単元の中に取り入れ,その効果を検討した。その結果,これらの学習活動が効果的であるとはいえず,さらに検討が必要であることが明らかになった。
日本教育心理学会で行ったシンポジウムでは,我々の実践研究について報告し,単元の学習内容を広げた形で考える力を育てるという授業モデルについて高く評価されたが,実践研究の評価方法についてはさらに工夫が必要であると指摘された。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2008 その他

すべて 学会発表 (4件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 考える力を育てる算数授業の実践研究(1)-rote methodとmeaningful methodの融合-2008

    • 著者名/発表者名
      岡本真彦, 西浦信治, 有元宏次
    • 学会等名
      日本教育心理学会第50回総会
    • 発表場所
      東京学芸大学
    • 年月日
      2008-10-13
  • [学会発表] 自主シンポジウム : 考える力を育てる算数・数学授業の実践-授業の中で考える力をどう育てるか-2008

    • 著者名/発表者名
      岡本真彦(企画, 発表)
    • 学会等名
      日本教育心理学会第50回総会
    • 発表場所
      東京学芸大学
    • 年月日
      2008-10-13
  • [学会発表] 算数学習における自己調整学習の縦断的変化(1)-小学校3年生と4年生の横断的比較-2008

    • 著者名/発表者名
      岡本真彦, 土田亜矢子
    • 学会等名
      日本心理学会第72回大会
    • 発表場所
      北海道大学
    • 年月日
      2008-09-20
  • [学会発表] 算数学習における自己調整学習の縦断的変化(2)-小学校3年生二学期から三学期への変化-2008

    • 著者名/発表者名
      土田亜矢子, 岡本真彦
    • 学会等名
      日本心理学会第72回大会
    • 発表場所
      北海道大学
    • 年月日
      2008-09-20
  • [備考]

    • URL

      http://www.hs.osakafu-u.ac.jp/~okamoto

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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