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2007 年度 実績報告書

新生児期のアテンションが認知・情動調節機能の発達に与える影響

研究課題

研究課題/領域番号 18530530
研究機関鶴見大学短期大学部

研究代表者

斎藤 晃  鶴見大学短期大学部, 保育科, 准教授 (10225691)

研究分担者 宇賀 直樹  東邦大学, 医学部, 教授 (90114040)
キーワード新生児 / アテンション / 認知・情動調節機能
研究概要

平成20年3月15日現在,17名の協力者を得て追跡調査中である。
脳波に対してパワースペクトル分析を行った結果,脳波右優位性と新生児期のブラゼルトン検査(NBAS)方位反応とに有意な関係が見られた。方位反応はアテンションの行動的指標である。すなわち,脳波左優位性の高い児と比較して,前頭部右優位性の高い児は無生物聴覚刺激に対して良く反し(p<.05),頭頂部・後頭部の脳波右優位性の高い児は生物-聴覚刺激に対して良く反応した(p<.05)。
また,側頭部脳波右優位性の高い児はNBASステイト調節クラスターに高い得点を示した(p<.05)。ステイト調節クラスターは新生児期の情動調節機能を反映する。この結果は,成人を対象とする研究ではあるが,側頭部脳波が情動プロセスと関連するというRay and Cole(1985)の結果と一致する。
加齢に伴い,脳波のパワー値は増大し,かつ個人差が明瞭になってくる。今後,さらに協力者を得て,NBAS,心拍変動値,脳波右優位性の個人差が認知・情動調節機能の発達に及ぼす影響を検討する予定である。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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