渦巻き残効の研究

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 18530564
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 実験心理学
• 研究機関: 首都大学東京
• 研究代表者: 市原 茂 首都大学東京, 人文科学研究科, 教授 (90137018)
• 研究期間 (年度): 2006 – 2008
• キーワード: 渦巻き残効 / 奥行き運動残効 / 拡大縮小残効 / 回転残効 / 運動視 / 奥行き知覚

研究概要

回転する渦巻き図形を長時間観察した後で静止図形を観察すると, 渦巻きの巻きの方向や回転方向などによって拡大したり縮小して見え, さらに回転して見える. 様々な視覚運動パターンを使って, 拡大縮小残効と回転残効の両面からこの現象を探ったところ, 回転残効が小さく(大きく)なる条件で拡大縮小残効が大きく(小さく)なることなどが明らかになった。

研究成果

• [雑誌論文] コントラスト : 奥行き知覚の絵画的要因 (2008)
  • 著者名/発表者名: 市原茂
  • 雑誌名: 知能と情報(日本知能情報ファジイ学会誌) 20 ページ: 296-302
• [学会発表] 相対運動による運動残効 (2009)
  • 著者名/発表者名: 草野勉, 千田明, 市原茂
  • 学会等名: 第17回人間工学システム大会
  • 発表場所: 東海大学湘南校舎
  • 年月日: 2009-03-17
• [学会発表] 前庭運動が視運動知覚に及ぼす影響について (2009)
  • 著者名/発表者名: 白井述, 市原茂
  • 学会等名: 第17回人間工学システム大会
  • 発表場所: 東海大学湘南校舎
  • 年月日: 2009-03-17
• [学会発表] 拡大/縮小運動に対する非対称な皮質活動の分布 : ヒト成人と生後3-5ヶ月児を対象に (2008)
  • 著者名/発表者名: 白井述, 伊村知子, Deirdre BIRTLES, Shirley ANKER, 市原茂, John WATTAM-BELL, Janette ATKINSON, Oliver BRADDICK
  • 学会等名: 日本基礎心理学会第27回大会
  • 発表場所: 仙台国際センター
  • 年月日: 2008-12-07
• [学会発表] 奥行き運動残効について : 運動方向の異なる複数の運動格子への順応(2) (2008)
  • 著者名/発表者名: 市原茂, 草野勉, 千田明
  • 学会等名: 日本心理学会第72回大会
  • 発表場所: 北海道大学
  • 年月日: 2008-09-20
• [学会発表] Different form-motion interaction in detection of radial, concentric and spiral patterns (2008)
  • 著者名/発表者名: Nobu SHIRAI & Shigeru ICHIHARA
  • 学会等名: 31th European Conference on Visual Perception
  • 発表場所: Utrecht, the Netherlands
  • 年月日: 2008-08-26
• [学会発表] 奥行き運動残効について : 運動方向の異なる複数の運動格子への順応 (2007)
  • 著者名/発表者名: 市原茂, 草野勉
  • 学会等名: 日本心理学会第71回大会
  • 発表場所: 東洋大学
  • 年月日: 2007-09-19
• [学会発表] 渦巻き残効について : 順応刺激の螺旋の種類と回転速度の効果 (2006)
  • 著者名/発表者名: 市原茂, 草野勉
  • 学会等名: 日本心理学会第70回大会
  • 発表場所: 九州大学
  • 年月日: 2006-11-03