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2008 年度 実績報告書

教員養成大学のカリキュラム改革の動向

研究課題

研究課題/領域番号 18530586
研究機関東北大学

研究代表者

水原 克敏  東北大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00124628)

キーワード教員免許法 / 教職大学院 / 教員評価 / 教員養成大学 / 教員養成カリキュラム / 学士課程教育 / 実践的資質 / 教養教育
研究概要

教員養成のカリキュラム研究は、もつばら教育大学協会任せのモデルカリキュラムのみで、それをより客観的に考察したものは見られない。教育大学協会のモデルカリキュラムのみがモデルのように認識され、多くの教員養成大学・学部では、これをよりどころに改革を志向しているように判断できるが、それは妥当性があるのか、ほとんど批判的考察をする余裕のないままに、改革に翻弄されている時代状況である。
そこで、丹念な資料収集と聞き取り調査による教員養成研究が必要であると判断した。本研究は、まさに教員をとりまく大きな構造を分析しつつ、教員養成大学・学部のカリキュラム改革と実践に焦点をあてたものである。
現行の修士課程の教員養成課程は、実践的資質形成の要請を受けて、いくつかの改革をしてきているが、それはどのような実践的資質を志向して、どのようなカリキュラムを作り出してきたのであろうか。専門職大学院に比して、はるかに壮大な人員構成でカリキュラムを構成してきたはずで、そのコンセプトしだいでは、専門職大学院をしのぐ水準の教育ができるはずである。現行の修士課程の実績から継承すべきことは何なのかを聞き取り調査をした。
専門職大学院での教育に重心を移すことは、新しい教員養成の出発なのか、それとも教員養成大学学部の自殺行為なのか、大切な岐路に立つているので、これを明らかにするためにカリキュラム分析を中心に聞き取り調査をした。
以上をふまえて、いくつかの学会及び他大学のFDでその実践的課題について発表した。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 教育課程の歴史から見た新学習指導要領2008

    • 著者名/発表者名
      水原克敏
    • 雑誌名

      教育方法 37

      ページ: 39-53

    • 査読あり
  • [学会発表] Policies and approaches on Key Competencies in Japan2008

    • 著者名/発表者名
      水原克敏
    • 学会等名
      未来を開く青少年学会(韓国)
    • 発表場所
      ソウル教育文化会館(韓国)
    • 年月日
      2008-09-17
  • [学会発表] 教員養成大学における学士力と認定試験2008

    • 著者名/発表者名
      水原克敏
    • 学会等名
      日本産業技術教育学会第51回大会
    • 発表場所
      宮城教育大学
    • 年月日
      2008-08-24
  • [学会発表] TAとともに創る学生参加型の授業の開発2008

    • 著者名/発表者名
      水原克敏
    • 学会等名
      学校教育学会第23回大会
    • 発表場所
      仙台白百合女子大学
    • 年月日
      2008-08-03
  • [学会発表] 新学習指導要領をどう読みとき、どう実践するか2008

    • 著者名/発表者名
      水原克敏
    • 学会等名
      日本カリキュラム学会
    • 発表場所
      鳴門教育大学
    • 年月日
      2008-07-06
  • [図書] 青少年の核心的力量開発と政策推進の課題2008

    • 著者名/発表者名
      水原克敏(分担執筆)
    • 総ページ数
      230, 13-55
    • 出版者
      韓国青少年政策研究院
  • [図書] 教員の養成・免許・採用・研修2008

    • 著者名/発表者名
      水原克敏(分担執筆)
    • 総ページ数
      359, 60-64
    • 出版者
      教育開発研究所

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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