研究概要 |
研究課題に対して,次の事項を重点的に行った。 (1)幼児期の発達と「遊び」の中の「学び」に関する研究:特定抽出児の保育3年課程の縦断的記録を分析した。研究者2名がこれまで実施してきた,保育の場に参与しての縦断的観察を継続して行い,記録の分析を行った。観察対象幼稚園でのカンファレンスの実施や幼稚園・小学校教員とのカンファレンスの研修機会を提供するとともに,特に保育者研修としてのビデオカンファレンスやエピソード記録の課題や可能性を前年度に引き続き実施し,分析・整理した。 (2)保育における「遊び」のとらえ方の諸問題を整理し,記録の分析から,幼児の「遊びの中での学び」の意味を具体的にとらえて,計画立案のための資料とした。 (3)幼児教育における計画の独自性を,指導計画の分析から「情緒性」をキーワードに分析し,計画立案時の課題をとらえた。
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