研究課題
基盤研究(C)
本研究は、「学校の自律性」確立の意味を学校内部の組織機能という側面から捉え、そうした組織機能の中でも鍵を握ると考えられる「自己評価」機能に焦点を当て、各学校において、自らの教育活動をふり返り、改善課題を明確化するという「自己評価」機能を促進させるために有効な組織的要因を解明することを目的とした。具体的には、継続的に教育活動の改善を行っているとみられる小学校で一定期間にわたる観察調査およびインタビュー調査を実施し、「学校の共有ビジョン」の形成を重視しそれを意図した教職員間のコミュニケーションの展開を貫く校内研修の展開のもとで、校長の学校経営ビジョンおよびそれに基づく経営実践と個々の教師によってなされる教育実践との連結が実現されていたことを明らかにした。
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筑波大学・教育学系論集 33
日本教師教育学会年報(学事出版) 17
ページ: 200-203
これからの学校評価を考える(第25回教育研究公開シンポジウム報告書, 国立教育政策研究所)