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2008 年度 実績報告書

授業改善を目的とした専門的な教育スーパーバイザー養成のためのプログラム開発

研究課題

研究課題/領域番号 18530602
研究機関大阪教育大学

研究代表者

木下 百合子  大阪教育大学, 教育学部, 教授 (10169914)

キーワード教育スーパービジョン / 教育スーパービジョンキールモデル / スーパーバイザー養成 / 養成モジュール / 教育スーパービジョンワーク / 授業改善
研究概要

平成20年度は、本研究の最終年度であり、平成18年度、19年度の成果を踏まえて、提出した研究計画に基づき、次のことを実施し、一定の成果をえた。
(1)スーパービジョンのワークエレメントを、教育的-セラピー的対話指導、観察と知覚、教育的自己コンセプト、自己経験、事実レベルでの葛藤熟慮と問題熟慮、関係レベルでの個人的な葛藤熟慮と問題熟慮、グループでの葛藤熟慮と問題熟慮、グループダイナミズム、教育的モデレーションの9種類に整理した。そしてその一部を論文で発表した。
(2)(1)の9種類のワークエレメントを組み入れて、スーパービジョンワークを実施する際に使用するワークシートをワークエレメントごとに整理し、発表できる状態にまとめた。
(3)ワークシートを使ってスーパービジョンワークを実施できるために、教育スーパーバイザーに必要とされる資質、方法的能力及び方法的手順、課題意識について検討した。その成果を、教育スーパーバイザーの養成目標として整理し、その一部を論文で発表した。
(4)以上のことがらを整理し、教育スーパーバイザーを専門的に養成するためのプログラム開発に着手した。教育スーパーバイザー養成のコンセプトとモジュールを論文に発表した。
(5)平成18年度から継続中の本研究で得た知見を背景にして、カリフォルニア大学サンディエゴで開催された国際学会で、教師と子どものインターアクションによる授業改善について発表した(ISCAR、2008.9.12、アメリカ)。
(6)本研究の成果を、成果報告書にまとめる予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 教育活動から生じる教師の葛藤や問題の解決支援一教育スーパービジョンワークエレメント「葛藤解決」と「問題解決」-2009

    • 著者名/発表者名
      木下 百合子
    • 雑誌名

      大阪教育大学 社会科教育学研究 7号

      ページ: 1-10

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 教育スーパービジョンの養成コンセプト-教育スーパービジョンキールモデルにおける養成モジュール-2009

    • 著者名/発表者名
      木下 百合子
    • 雑誌名

      大阪教育大学教科教育学論集 8号

      ページ: 51-60

  • [学会発表] The transformed experience which the interactionbetween a teaching person and learning person createsin classroom spaces2008

    • 著者名/発表者名
      木下百合子, 中野真志, 手取義宏
    • 学会等名
      International Society for Cultural and Activity Research (ISCAR)
    • 発表場所
      San Diego, California
    • 年月日
      2008-09-12

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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