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2007 年度 実績報告書

高齢者の特性を活かした学習支援に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18530603
研究機関大阪教育大学

研究代表者

堀 薫夫  大阪教育大学, 教育学部, 教授 (60173613)

キーワード高齢者学習 / エイジング / 高齢者教育 / 高齢者 / 老人大学
研究概要

本年度は、高齢者の学習支援に関する研究を理論研究と実証研究の2つの角度から研究を進めた。
1.理論研究においては、(1)欧米のエイジング教育および高齢者教育の文献を中心に、とくに高齢者への学習支援方法のあり方の整理、(2)欧米および日本の高齢者やシニア向けの大学開放の実践とその理論的根拠の考察、(3)1990年代以降の成人発達論の新展開の整理という3点から研究を進めた。
2.実証研究および実践研究においては、まず大阪府老人大学修了者調査結果をもとに、高齢者の老人大学への評価と社会参加活動との関連などの関する論文を日本老年科学会や大阪教育大学の紀要にまとめる作業を行った。一方でそこでの論点を軸にした質問紙調査を台湾で行うため、中国語に翻訳したうえで中正大学高齢者教育研究所に、質問紙を送り調査を進めている段階である。
一方で日本の先進的な老人大学などの訪問調査を実施したが、本年度は東京都世田谷区の老人大学や愛知県の老人大学などの実践を参照している。さらに国際調査では、5月にスコットランド・グラスゴーのStrathclyde大学の世界高齢者教育会議に参加し、世界的にみた第三期の大学の発展の可能性を検討した。あわせてロンドン郊外のSuurey大学での大学開放への視察や2007年12月にアメリカ・フロリダのEckert Collegeで開催された世界Positive Aging会議の資料の収集などを行った。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 看護学生の学習への意識に関する調査研究:成人学生と一般学生の対比2008

    • 著者名/発表者名
      江頭典江・堀 薫夫
    • 雑誌名

      大阪教育大学紀要IV 教育科学 56(2)

      ページ: 159-173

  • [雑誌論文] 高齢者の社会参加活動と生涯学習活動の関連に関する-考察:大阪府老人大学修了者を事例として2007

    • 著者名/発表者名
      堀 薫夫・福嶋 順
    • 雑誌名

      大阪教育大学紀要IV 教育科学 56(1)

      ページ: 101-112

  • [雑誌論文] 老人大学修了者の老人大学への評価と社会参加活動の関連:大阪府老人大学を事例として2007

    • 著者名/発表者名
      堀 薫夫
    • 雑誌名

      老年社会科学 29(3)

      ページ: 428-436

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 2007年問題と図書館の今後:高齢者への図書館サービス論から高齢者の図書館利用論・読書論へ2007

    • 著者名/発表者名
      堀 薫夫
    • 雑誌名

      図書館界 59(2)

      ページ: 67-71

  • [図書] 『家庭・学校・社会で育む発達資産:新しい視点の生涯学習論』(第11章「高齢者の社会参加と外的な発達資産」pp.135-145執筆)2007

    • 著者名/発表者名
      立田慶裕・岩槻知也編
    • 総ページ数
      186
    • 出版者
      北大路書房

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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