研究課題
基盤研究(C)
日記と自叙伝は共に心性史の重要な史料である。著者はこの研究で、主に近世日記史料を対象とした。日記は自叙伝と異なり、些末な日常的事実を執筆者の価値観とともに追跡することが可能な史料である。自叙伝には被教育者の側から自身の成長過程を回想する記述が豊富であるのに対して、日記は大人が子どもに対して抱く感情や日常的な配慮を記録している可能性がより大きい。筆者は、分家の可能性、通婚圏などが子育てに与える影響は大きいこと、子育ての目標や生活文化の階層差が大きいが、子育てを通じた階層移動の可能性も小さくなかったことを指摘した。
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Report of the Indiana Conference on Literacy in Japanese History, Translation Series No.3
ページ: 53-62
幼児教育史研究 創刊号
歴史評論 第684号
ページ: 2-15
環 2007年春号
湘北紀要 27号
ページ: 37-52
現代人間学部紀要 第3号
ページ: 185-196
現代人間学部紀要 第2号
ページ: 163-176