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2008 年度 実績報告書

NPMによる地域教育経営の構造的変容に関する理論的実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18530653
研究機関名古屋大学

研究代表者

植田 健男  名古屋大学, 大学院・教育発達科学研究科, 教授 (10168627)

キーワードNPM / 地域教育経営 / 教育の市場化
研究概要

NPM理論の教育分野への適用・導入についてはどのような理論構成がなされているのか、また、その導入によっていかなる実態が生まれているのかを明らかにすることが必要とされている。こうした問題意識にもとづいて、研究の第三年次目にあたる本年度は、以下のようなかたちで調査研究および理論研究を実施した。
初年度・第二年度目よりさらに対象事例と調査領域を拡大しつつ、国内における実態調査を進めることとし、先ず、これまで進めてきた北海道宗谷管区、特に、稚内市に焦点を当てて、自治体レベルでの新自由主義改革の受け止めについて広範に調査した。地域教育経営の実際例の中でも、とりわけ地域的特色を活かした受け止めの実態について詳細な検討を行った。
また、新潟・福島・愛媛・大阪・宮城・東京などについては、主として教員に対する聞き取り調査を行い、主として後期中等教育の分野に注目して、地域社会の実態変化がどのようなかたちで高校生や学校に影響を及ぼしているのか、また高校教育に対する社会的要請にはどのような変化があるのか、それに対してどのような政策的受け止めや、学校における教育活動上の受け止めを中心に実態調査を行った。
初年度から、NPM理論の発祥の地の一つであるイギリスの高等教育分野における理論枠組みや実施の経緯、さらにその後の実態について文献を中心に検討してきているが、第三年度もこれに引き続いて理論的な枠組について考察を進めた。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 47教育基本法を発展させよう-学習指導要領改訂の批判的検討-(上)2008

    • 著者名/発表者名
      植田健男
    • 雑誌名

      季刊人権問題 第12号.

      ページ: 57-71

  • [雑誌論文] 47教育基本法を発展させよう-学習指導要領改訂の批判的検討-(下)2008

    • 著者名/発表者名
      植田健男
    • 雑誌名

      季刊人権問題 第13号

      ページ: 25-37

  • [雑誌論文] 「参加と共同の学校づくり」と教育課程づくり2008

    • 著者名/発表者名
      植田健男
    • 雑誌名

      保育問題研究 No. 235

      ページ: 80-89

  • [学会発表] シンポジウム『学力テスト』は教育改革に何をもたらすのか? -学校現場での受容と課題-2008

    • 著者名/発表者名
      植田健男
    • 学会等名
      九州教育学会大会
    • 発表場所
      熊本大学
    • 年月日
      2008-11-23
  • [学会発表] シンポジウム『設立の理念-なぜ中高一貫教育か なぜ五ヶ瀬か-』2008

    • 著者名/発表者名
      植田健男
    • 学会等名
      第八回全国中高一貫教育研究大会
    • 発表場所
      五ヶ瀬中等教育学校
    • 年月日
      2008-11-21
  • [図書] 教育課程論(第二版)2008

    • 著者名/発表者名
      柴田義松
    • 総ページ数
      188
    • 出版者
      学文社

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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