本年度は、研究実施計画の最終年度であり、これまでに全国の自治体で実施された「スクールソーシャルワーク活用事業」の現状調査及び県内の動向調査の報告書を作成した。 また、スクールソーシャルワーカー研修の実態調査をおこない、実務者養成のあり方のマニュアル、ガイドブックを作成し、福島県内の他、福岡、東京都、栃木、宮城、山形で予定している研修会で実施し、詳細の修正検討をおこなう。研修プログラムの実際、教材活用、実習技法などの専門的な指導論のスタンダードを検討した。 また、各地の研修への講師として招聴を受ける機会を活用し、研修受講者への聞き取りやアンケート調査を通じて、実践的な研修プログラムの作成をおこなった。 これらの検証にあたり、福島大学大学院でのスクールソーシャルワーク関連科目の実施記臥福島大学教育実践研修講座での「スクールソーシャルワーカー養成講座」を活用した。 報告書として、「スクールソーシャルワークの視点を活かした学校支援ガイドブック」を作成・印刷・配布をおこなった。また、4年間の研究成果をもとに、日本学校ソーシャルワーク学会(21年7月)で学会発表をおこなった。
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