研究課題/領域番号 |
18530684
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
江口 勇治 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (50151973)
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研究分担者 |
舟越 耿一 長崎大学, 教育学部, 教授 (50108271)
生田 茂 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (60112471)
井田 仁康 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (20203086)
松本 康 香川大学, 教育学部, 教授 (60229581)
磯山 恭子 静岡大学, 教育学部, 准教授 (90377705)
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キーワード | 法教育 / 司法教育 / 法的資質 / 正義 / 責任 / 社会科 / 公民教育 |
研究概要 |
研究課題について、19年度は下記のことを行った。 1.筑波大学附属小学校及びつくば市立西中学校において、正義、公正、法についての実験授業を実施し、その分析を行った。 2.静岡大学教育学部附属中学校において、ルール作り等の実験的なワークショップを開催し、その問題点等の分析を行った。 3.江口および礒山が、日本社会科教育学会埼玉大学大会、日本公民教育学会東京学芸大学研究大会で、その成果の報告を行った。 4.各研究分担者が、それぞれ法教育のあり方についての実践を研究協力者である現場教師とともに検討を行った。 5江口らは、中学校での法教育のワークブックを作成した。 6.江口及び磯山によって小学校の法教育に関する一般向けテキストの刊行を行った。 なお、法教育の研究の成果は、今後の法教育のカリキュラム作りに学習指導要領等に一定程度の影響を与えるとともに、法務省法教育推進協議会においても反映されてきたと考えている。また、法教育の実験授業やワークショップの開催およびワークブックやテキストの刊行など、法教育教材の実践的な有効性の検証についても、一定の成果を得ることができた。これらの研究成果の一部については、日本弁護士連合会法教育委員会においても、議論等に反映されている。ところで、法教育の在り方については、今後裁判員制度の教育としても着目されているため、目下裁判員教材の開発を進めていることを附記する。
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