研究概要 |
1.研究の目的 本研究の目的は,「数学を学ぶ意義を実感させる」という観点から,中学校数学のカリキュラムを見直し,数学を学ぶ意義を実感させるための指導として,「副読本」を開発して活用し,数学教育改善のための提言を行うことである。 2.研究の概要 研究目的を達成するために,3年間を通して研究を進める計画である。 1年目の18年度においては,中学生が「数学を学ぶ意義」を実感できるような「副読本」作成の準備として,教材の収集・開発を行った。具体的に進めた内容は,次の通りである。 (1)大学附属学校の中学校数学科教員4名を研究協力者として加え,研究グループを組織した。 (2)研究グループによる会合を開き,研究の進め方にっいて討議した。(第1回会合6/16) (3)研究代表者,研究協力者で分担し,「副読本」作成に向けての資料収集を,次の通り実施した。 (1)関連図書・文献・教科書等の購読 (2)国内の研究会への参加 ・日本数学教育学会全国大会(7/29〜8/1),日本数学教育学会論文発表会(10/7・8) (3)国外の教育視察 ・フィンランドの授業参観,教科書・教材収集 (4)集めた資料をもとに,教材化にっいて検討した。(第2回会合8/24,第3回会合2/2) 3.今後の計画 2年目は「副読本」を作成し,3年目はそれを活用して,活用方法について検討する。
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