研究課題/領域番号 |
18530703
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 大阪教育大学 |
研究代表者 |
松山 雅子 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (50173927)
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研究分担者 |
土山 和久 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (00273821)
住田 勝 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (40278594)
井上 博文 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (80223270)
畠山 兆子 梅花女子大学, 文化表現学科, 教授 (50172911)
香山 喜彦 梅花女子大学, 文化表現学科, 教授 (90169657)
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キーワード | メディア・リテラシー / 文化的アプローチ / 国語科メディア学習プログラム / 学習ソフト開発 / 指導理論の構築 / 動画リテラシー |
研究概要 |
前科学研究費補助金(基盤研究(C)(1))研究(平成15年度〜平成16年度)「国語科メディア・リテラシー教育における教材ソフト及び指導理論書の実証的開発研究」(研究課題16530586)(松山雅子(研究代表))によって開発した指導理論書入門編『自己認識としてのメディア・リテラシー』ならびに学習ソフト(2005年6月)をもとに、大阪府下の教育委員会主催の国語科現職研修において、国語科メディア教育の理論と実際の連続講座を実施した。今年度実施した現職研修プログラムの特筆すべき成果は、実践現場の教員の要望を受け、高槻市立教育委員会の後援を得て、入門編学習ソフトを用いた小・中学校の実践報告と研究フォーラムを、2007年8月に主催し、国語科メディア学習プログラムを実践的に提案し、教員の質問に対応できる場を設けたことである。2008年8月に、第2回を開催の予定。また、大阪府下の公立小学校の校内授業研究において、PISA型の読解指導の一貫として国語科メディア学習を導入、2007年11月等の研究大会で実践的提案を行った。これら一連の学習者反応ワークシートをデータ化し、整理し、分析中である。 継続研究として、文化的アプローチによる応用編の指導理論書の作成ならびに学習ソフトの開発にあたり、試作ソフトの作成と大阪府立公立小学校4年生における12時間のパイロット授業の実施(2008年2〜3月)と学習者反応のデータ化を行い、指導書の作成のための基礎資料として分析、検討中である。静止画の基礎読解と表現を中軸としたメディア・リテラシーを丁寧に扱うことを目的とした入門編をフィードバックしながら、応用編では、動画リテラシー教授法の開発に力点を置くとともに、映像メディアの教材分析理論の充実と評価の観点の明確化を心がけている。
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