研究課題/領域番号 |
18530703
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研究機関 | 大阪教育大学 |
研究代表者 |
松山 雅子 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (50173927)
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研究分担者 |
畠山 兆子 梅花女子大学, 文化表現学部, 教授 (50172911)
香山 喜彦 梅花女子大学, 文化表現学部, 教授 (90169657)
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キーワード | 動画リテラシー / 国語科メディア学習プログラム / メディア・リテラシー / マルチモダリティ / 文化的アプローチ |
研究概要 |
動画テクストを用いた5つの段階的ステップから構成される国語科メディア学習プログラムの試案を作成し、それに伴う教材開発、教授方法の試作、学習ソフトの開発を行った。大阪府下の公立小学校ならびに大阪教育大学附属池田中学校での8時間の単元学習パイロット授業実践、大阪教育大学、梅花女子大学他の国語科教育法等の授業におけるパイロット実践、および大阪府高槻市教育委員会後援による夏休み現職研修プログラムの一環に置かれた参加教師によるワークショップを通して、試案単元学習を実践し、学習者の反応分析ならびに指導者との話し合いを積み重ねた。版権問題が難しく、入手可能な動画素材で可能なプログラム開発を余儀なくされるため、何度となく中途断念、再考、再案を繰り返し、ある程度定まったプログラムが出来上がりつつある。 また、2005年継続科研補助研究成果の一環として上梓した『自己認識としてのメディア・リテラシー』に基づく、小・中学校および大学での授業実践の報告とフロアとの研究交流会第2回目を、2007年8月9日、高槻市教育委員会後援のもと開催。参加者は87名の小中学校教師。加えて、大阪教育大学国語教育講座主催、第4回国際比較国語教育シンポジウム第一日目プログラムとして、現職教員ならびに学生向けワークショップを企画。言語と視覚イメージのコラボレーションの読解と表現について、招聘したNikki Gamble(英国)氏からも多くの理論的・実践的な示唆を得た。なお、学習ソフトの開発にあっては、学校に設置されたパソコン容量が動画を扱えるものでない場合がほとんどである現状を鑑み、試行が続いている。また、現職研修、校内研究会にあっては、重点的に評価方法の指導に当たった。
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