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2007 年度 実績報告書

文化創造としての和文化教育の構築と教材開発-伝統芸能を焦点に-

研究課題

研究課題/領域番号 18530704
研究機関兵庫教育大学

研究代表者

中村 哲  兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (40091813)

キーワード教育学 / 教材開発 / 社会科教育 / 文化学習 / 和文化教育 / 伝統文化教育 / 学習指導
研究概要

本研究は、「文化創造としての和文化教育の構築と教材開発-伝統芸能を焦点に-」の研究課題に基づく平成18年から平成20年までの3年間研究である。2年目の平成19年度では、本研究の目的を踏まえて次のように研究を推進した。
昨年度の和文化関連教育の授業自薦リソースに関する情報と資料の収集を引き継ぎ実施した。授業実践の観察と記録のために、京都、東京、愛媛、石川、熊本、鹿児島における和文化関連教育の実践校を訪問し、授業記録と資料収集を行った。また、外国における和文化関連教育については、中国の華東師範大学と韓国の全州教育大学からの交流訪問があり、両国における教育の動向と本学大学院における日本文化理解教育のカリキュラムの内容と意義について考察した。さらに、兵庫県内の和文化関連教育についての事例を和文化の領域に基づいて類型し、兵庫県内における和文化関連教育の特性を明確にした。特に、兵庫県立高等学校設定科目として昨年度から開始された「日本の文化」の科目において実践されている授業については兵庫県教育委員会と連携して5回の研究会を開催した。そして、これらの研究成果を活用して地域の獅子舞とそば作りに羮する授業を開発した。なお、当初の研究では「伝統芸能」を焦点づけて研究を実施する予定であったが、和文化関連内容が多様な領域に関係すること、学校でのカリキュラムの教育活動として編成されている場合には、多様な活動が取り入れられているので、伝統芸能の領域のみならず他の領域も研究対象として取り入れることにした。
これらの研究成果については、次ページに記載しているように国内外の研究誌、報告書、国際シンポジウムなどに公表し、高い評価を得ている。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 教育研究最前線 伝統と文化に関する教育の重要性2008

    • 著者名/発表者名
      中村 哲
    • 雑誌名

      文部科学省教育課程課「初等教育資料」 No.830

      ページ: 68-73

  • [雑誌論文] 韓国と日本における教師のコンピテンス育成と教師教育-全州教員大学の「伝統文化教師養成事業」と兵庫教育大学学校教育研究科の「日本文化理解教育プログラム」を手がかりに-2008

    • 著者名/発表者名
      中村 哲
    • 雑誌名

      連合研究科共同研究プロジェクトE報告『教育実践学の理論構築及びモデル研究』

      ページ: 103-112

  • [雑誌論文] 日本「和文化教育」の予想図-日本教育学者中村哲教授へのインタビュー2007

    • 著者名/発表者名
      鐘 啓泉
    • 雑誌名

      華東師範大学課程与教授研究所「全球教育展望」 第36巻No.244

      ページ: 11-14

    • 査読あり
  • [学会発表] 伝統・文化領域に関する学力形成の性格と方法2007

    • 著者名/発表者名
      中村 哲
    • 学会等名
      日中国際シンポジウム「知識基盤社会における学力形成と教師教育の現状と課題」
    • 発表場所
      華東師範大学(上海市)
    • 年月日
      2007-12-27

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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