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2008 年度 実績報告書

文化創造としての和文化教育の構築と教材開発ー伝統芸能を焦点にー

研究課題

研究課題/領域番号 18530704
研究機関兵庫教育大学

研究代表者

中村 哲  兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (40091813)

キーワード教育学 / 教材開発 / 社会科教育 / 文化学習 / 和文化教育 / 伝統文化教育 / 学習指導
研究概要

平成20年度では、本研究の目的を踏まえて次のように研究を推進した。昨年度の和文化関連教育の授業自薦リソースに関する情報と資料の収集を継続的に実施した。特に、国立教育政策研究所の「我が国の伝統文化を尊重する教育に関する実践モデル事業」の授業実践の観察と記録のために、京都、東京、静岡、広島、石川などにおける和文化関連教育の実践校を訪問し、授業記録と資料収集を行った。なお、東広島市における伝統文化に関する教育の取組については、市教育委員会の協力を得て全国大会を実施した。この大会においては市内の幼小中の学校園50校が、各学校園において実践している伝統文化(和文化)に関する教育実践をパネルで発表した。それらの中からモデル推進校は、授業公開を実施した。さらに、「伝統文化に関する教育の動向と意義」というパネルディスカッションを行った。パネラーとしては文部科学省・東京都教育委員会・東広島市のモデル推進校の関係者の協力を得た。そして、和文化関連教育を推進していく上での課題として次の3事項が明確にされた。(1)和文化関連教育を教科の学習指導との関連でどのように指導をするのか。(2)和文化関連教育の学習指導において体験活動と学習内容としての知識をどのように関連づけるのか。(3)和文化関連教育と学習者の学力形成はどのように関連するのか。
外国における和文化関連教育については中国の華東師範大学の教育課程と教学研究所の協力を得て、上海と景徳鎮における伝統文化教育を推進している幼稚園・小学校・中学校・高校・大学におけるカリキュラムと授業について調査した。これらの研究成果については、国内外の研究誌、報告書、月刊誌などを公表し、高い評価を得ている。また、本研究の最終年度であるので、報告書「文化創造としての和文化教育の構築と教材開発」を刊行した。さらに、研究成果を編著として平成21年度内に出版することになっている。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 和文化教育東広島全国大会パネルディスカッション「和文化関連教育の動向と意義」の概要2009

    • 著者名/発表者名
      中村 哲
    • 雑誌名

      和文化教育研究交流協会「和文化教育研究紀要」 第3号

      ページ: 054-55

  • [雑誌論文] 日本の伝統と文化に関する教育の動向と課題2008

    • 著者名/発表者名
      中村 哲
    • 雑誌名

      人間教育研究協議会編『教育フォーラム42 伝統・文化の教育』金子書房 42

      ページ: 44-54

  • [雑誌論文] シンポジウム「変革の時代に、社会科はどう変わりうるのか-グローバリズムとナショナリズムの狭間で-」の概要と意義2008

    • 著者名/発表者名
      中村 哲
    • 雑誌名

      社会系教科教育学会『社会系教科教育学研究』 第20号

      ページ: 191-196

    • 査読あり
  • [学会発表] パネルディスカッション「和文化関連教育の動向と意義」2008

    • 著者名/発表者名
      コーディネーター 中村 哲
    • 学会等名
      和文化教育研究交流協会全国大会
    • 発表場所
      東広島市運動公園体育館(広島)
    • 年月日
      2008-10-25
  • [図書] 学校を活性化する伝統・文化の教育2009

    • 著者名/発表者名
      中村 哲 編著
    • 総ページ数
      230
    • 出版者
      学事出版

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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