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2007 年度 実績報告書

数学教育における数理的思考の広がりを図る研究

研究課題

研究課題/領域番号 18530711
研究機関広島大学

研究代表者

今岡 光範  広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (20031817)

研究分担者 平岡 賢治  長崎大学, 教育学部, 教授 (10315210)
下村 哲  広島大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (50294476)
キーワード数学教育 / 数理 / 数理的思考 / 教科教育 / 教科内容 / 教材
研究概要

本研究の目的は,後期中等教育や高等教育での数学教育に関して,生徒の数理的思考の広がりを図る教育を検討することであり,今年度の主要な研究成果は次の通りである。
1.離散的な側面をもつ図形教材の発展的側面を考察し,その数理的な意義を明らかにした。
その成果は,全国数学教育学会の専門誌,数学教育学研究の論文として公刊された。
2.国際心理教育学会(PME),全国数学教育学会,日本数学教育学会などの学会に出席し,研究発表を行うのと同時に種々の研究資料を入手し,関係する研究者との研究交流を図りながら,本研究の推進を図った。
3.1930年代に出版された第一類の教科書を研究する中で,その優れた近似性の扱いに着目し,現行の学校数学での扱いとの比較と,実際の授業実践を通した近似性の理解を図る教材作成を行った。その成果は,日本数学教育学会の論文発表会で発表した。
4.本研究の協力者である高校教員との共同研究を通してまとめた,高校生による「数学の問題作り」に関する論文が,日本数学教育学会の専門誌に受理され公刊された。
さらに,高校での授業実践を通して,高校生による微分の問題作りの研究を行い,全国数学教育学会で研究発表を行った。その内容は論文にまとめ,当学会の雑誌に投稿中である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 多角形の内角・外角の和に関する考察 -図形の組合せ的性質の視点から-2007

    • 著者名/発表者名
      今岡 光範
    • 雑誌名

      全国数学教育学会 数学教育学研究 13

      ページ: 215-223

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 高等学校における発展的な問題作りの授業-大学入試問題を活用した取組み-2007

    • 著者名/発表者名
      菅野 栄光
    • 雑誌名

      日本数学教育学会誌 89-7

      ページ: 2-9

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 近似性に関する考察 -数理的な広がりを図る教材の視点から-2007

    • 著者名/発表者名
      平岡 賢治
    • 雑誌名

      数学教育論文発表会論文集 40

      ページ: 379-384

    • 査読あり
  • [学会発表] 高等学校における問題作りを取り入れた微分法の演算指導 -機械的練習からの改善を目指して-2008

    • 著者名/発表者名
      菅野 栄光
    • 学会等名
      全国数学教育学会
    • 発表場所
      鳥取県立生涯学習センター(鳥取市)
    • 年月日
      2008-01-27
  • [学会発表] 近似性に関する考察 -数理的な広がりを図る教材の視点から-2007

    • 著者名/発表者名
      平岡 賢治
    • 学会等名
      日本数学教育学会 論文発表会
    • 発表場所
      東京理科大学(野田市)
    • 年月日
      2007-11-04
  • [図書] 教員のための数学I -代数・幾何-2007

    • 著者名/発表者名
      今岡 光範
    • 総ページ数
      41-60,121-154
    • 出版者
      培風館

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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