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2007 年度 実績報告書

ヨハネス・イッテンの芸術教育における総合性について

研究課題

研究課題/領域番号 18530717
研究機関高知大学

研究代表者

金子 宜正  高知大学, 教育学部, 准教授 (20263965)

キーワードヨハネス・イッテン / 芸術教育 / 美術科教育学 / バウハウス / イッテン・シューレ / イッテン・シューレの学生たち / 竹久夢二 / 自由学園
研究概要

ヨハネス・イッテンは、ドイツのヴァイマールに創設されたバウハウス及びベルリンのイッテン・シューレにおいて独創的な芸術教育を行なったことで世界的に知られている。イッテンの芸術教育の全体像を捉えるには、欧州に保管されている膨大な未公開資料を調査することが不可欠である。私はこれまでに欧州各地に保管されているイッテン及びイッテン・シューレ関係者の未公開資料の調査研究を徐々に進めてきた。併せて、イッテンの教え子やその関係者への聞き取り調査を進めてきている。かつてイッテン・シューレで学んだ自由学園からの留学生、山室光子と笹川和子への聞き取り調査を行なった。また、イッテン・シューレでの山室・笹川と友人であり、日本や欧州でイッテン教育法の講習を行なったエヴァ・プラウトに実際に会い、聞き取り調査を行なった。プラウトは、竹久夢二がイッテン・シューレで行なった墨絵の講習会を受講した学生の一人である。プラウトへの聞き取り調査をふまえた研究成果は「ヨハネス・イッテレの芸術教育における人間を中心とする考え方について-『イッテン日記』の内容分析とエヴァ・プラウトとの談話をふまえて-」(美術科教育学会誌『美術教育学』第28号2007年)に纏めた。本論文は、2008年3月に美術科教育学会の『美術教育学』賞を受賞した。
平成19年度は、これまでの調査研究で所在が判明した新たな資料所蔵先を含め、国内外において資料収集及び関係者への聞き取り調査を行なった。また、これまでの研究成果を英訳し、現地の研究機関等で研究者等と意見交換を行なった。これまでの調査研究で収集した当時の文献、資料、授業作品、学生たちの証言、蓍述等をふまえた研究成果を「イッテン・シューレの美術教育における授業課題の連関について-イッテン・シューレの学生たちの証言や作品をふまえて-」(『大学美術教育学会誌』40号2008年)に纏めた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] イッテン・シューレの美術教育における授業課題の連関について-イッテン・シューレの学生たちの証言や作品をふまえて2008

    • 著者名/発表者名
      金子 宜正
    • 雑誌名

      大学美術教育学会誌 40

      ページ: 105-112

    • 査読あり
  • [備考] 2008年3月に美術科教育学会の『美術教育学』賞を受賞した。受賞論文題目「ヨハネス・イッテンの芸術教育における人間を中心とする考え方について-『イッテン日記』の内容分析とエヴァ・プラウトとの談話をふまえてー」(美術科教育学会誌『美術教育学』第28号2007年)

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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