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2007 年度 実績報告書

ICTを活用した美術教育の研究-不登校対策とユビキタス社会へ向けての実践-

研究課題

研究課題/領域番号 18530721
研究機関熊本大学

研究代表者

松永 拓己  熊本大学, 教育学部, 准教授 (10380990)

キーワード教育学 / 芸術諸学 / 美術教育 / インターネット
研究概要

ICTの活用を美術教育に役立てる一つの取組として行っている。本研究では、インターネットを中心にICTの活用を考え、美術教育による不登校問題に対する対応研究を行っている。各地域の教育委員会(熊本県山鹿市、水俣市、熊本市等)と協力して取組を続けている。授業の中でパソコン・プロジェクター等の活用に取り組み、コンテンツの開発改良を手がけ、またe-ラーニングを行った。今年度は主に小学生でも取り組める授業内容を研究し、熊本大学教育学部附属小学校の授業を参考に教科書に則った内容を検討し、不登校児への対応・実践を行った。具体的実践活動として4月から7月まで熊本県内の適応指導教室(熊本市適応指導教室フレンドリー、山鹿市教育委員会オアシスクラブ、菊池市適応指導教室、水俣市適応指導教室あじさい教室、八代市教育委員会適応指導教室くま川教室)を訪問調査し、3月まで可能な箇所で授業実践を行った(19回)。大学と遠距離である山鹿市とはテレビ電話による画面を介したインターネット授業を中心に、文字伝達によるインターネットチャット授業も試みを繰り返している。授業内容は、粘土を使った陶芸作品制作、彫刻作品制作、絵画制作(水彩画、水墨画、版画、色鉛筆画)、デザイン(レタリング、ポスター制作)、アニメーション制作を行った。インターネットを使った作品鑑賞会(彫刻、デザイン、絵画、アニメーション作品)を行い、学校に行けない中学生や小学生とその場に応じた授業展開の中で、情操を育む美術の実践活動を年間を通して行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 絵画表現における 「正確に描くこと」 の考察2007

    • 著者名/発表者名
      松永 拓己
    • 雑誌名

      熊本大学教育学部紀要 56

      ページ: 175-183

  • [雑誌論文] 「拓版画」 によるイナージ創出について-教材としての試み2007

    • 著者名/発表者名
      松永 拓己
    • 雑誌名

      熊本大学教育実践研究 25

      ページ: 61-74

  • [学会発表] 不登校と美術の研究2007

    • 著者名/発表者名
      松永 拓己
    • 学会等名
      全国図画工作・美術教育研究大会
    • 発表場所
      国際交流会館
    • 年月日
      2007-11-14

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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