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2008 年度 実績報告書

高校統計教育カリキュラムにおけるグラフ電卓によるデジタルコンテンツの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18530725
研究機関盛岡大学

研究代表者

小口 祐一  盛岡大学, 文学部, 准教授 (70405877)

研究分担者 春日 菜穂美  盛岡大学, 文学部, 教授 (80208826)
武田 正司  盛岡大学, 文学部, 准教授 (10216905)
キーワード統計教育 / カリキュラム / グラフ電卓 / 統計的リテラシー
研究概要

研究の目的は,高校統計教育カリキュラムにおけるグラフ電卓を利用した教材を開発し,実験授業の分析により開発された教材の効果を特定して,それらの教材をデジタルコンテンツ化することである。
平成20年度は研究3年目にあたり,次にあげる研究内容を実施した。
(1)実験授業の実施
平成19年度に実施した実験授業の結果を検討し,平成20年度は高校3年生対象に18時間の実験授業を実施した。そこでは,データの分布が,最頻値に関して対称な事例を用いて指導を行う統制群と,歪みを持つ事例を用いて指導を行う実験群による比較実験授業を行った。
(2)実験授業のデータ分析
ヒストグラムによってデータを表現した比較実験授業では,授業前後の評価において,歪みを持つ事例を用いて指導を行った実験群の生徒は,特徴判断課題における根拠の説明が適切になる傾向がみられた。
(3)教材のデジタルコンテンツ化
グラフ電卓シミュレーションソフトを利用し,教材のデジタルコンテンツ化をすすめた。
グラフ電卓の操作を映像ファイルとして保存し,プロジェクタで映写しながら授業をすすめられるとともに,ワークシートを作成して授業に活用できるコンテンツとした。これら研究成果を公開することにより,学校教育で活用することができるようになる。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] ヒストグラムを用いた資料の傾向の説明に事例の違いが及ぼす影響2008

    • 著者名/発表者名
      小口 祐一
    • 雑誌名

      日本科学教育学会年会論文集 32

      ページ: 335-338

  • [雑誌論文] 箱ひげ図を用いた資料の傾向の説明に関する研究-長さの誤概念が及ぼす影響-2008

    • 著者名/発表者名
      小口 祐一
    • 雑誌名

      日本数学教育学会論文発表会論文集 41

      ページ: 495-500

    • 査読あり
  • [学会発表] 統計領域における誤概念の保持状況に関する調査2008

    • 著者名/発表者名
      小口祐一
    • 学会等名
      日本教授学習心理学会
    • 発表場所
      玉川大学
    • 年月日
      2008-06-14

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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