研究課題/領域番号 |
18530730
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研究機関 | 女子栄養大学 |
研究代表者 |
尾崎 沙和子 女子栄養大学, 栄養学部, 教授 (20076178)
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研究分担者 |
西本 憲弘 女子栄養大学, 短期大学部, 教授 (40255146)
香川 明夫 女子栄養大学, 短期大学部, 準教授 (80442086)
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キーワード | 家庭科教諭 / 栄養教諭 / 連携授業 / 教員養成 / 資質能力 / ビデオ教材 |
研究概要 |
本研究の目的は、家庭科並びに栄養教諭養成課程のなかで相互の資質能力向上の方向性を模索することにある。その方法として・栄養教諭の活動の実態と課題の把握・家庭科と栄養教諭との連携授業の実態と課題の把握・連携授業のビデオ教材作成・栄養教諭育成に関するカリキュラム等の提言、等が考えられる。栄養教諭制度施行3年目にあたり、19年度は以下の内容を行った。 1、20年3月に近畿地方の小・中学校7校を訪問、栄養教諭へのインタビューを実施した。自校方式の栄養教諭は、その学校の教員の一員として職務に当たり、主体的に学校教育経営と食に関わる指導、給食管理に参画し、栄養教諭としての誇りと自覚を持って児童生徒の食育推進の役割を果たしていた。センター方式の栄養教諭は、給食センターが主たる勤務の場所となっており、調理員の指導、施設・設備の維持管理、給食管理等に追われ、その合間に本務校及びグループ校の食育指導に当たるなど、自校の場合とはまた異なる多忙な印象を受けた。 2、(管理)栄養士資格を所有する本学卒業の家庭科教諭を対象に、質問紙によるアンケートを実施し、107名からの回答(回収率は42.4%)を得た。栄養教諭との連携授業は「授業がより分かりやすいものとなり、児童生徒の食への関心が高まる」「小学校低学年から食に関心を持たせることが出来る」「学校全体の食に対する意識や関心が高まる」等、期待感は高かった。しかし食育向上には家庭科の様々な領域が関係している。との回答も多かった。 3、小学校において、栄養教諭と担任との連携授業のビデオ教材を作成した。「給食献立の特徴」「よりよい献立への工夫」の授業を調理実習にまで発展させ、両教諭へインタビューを含めて1時間のビデオにまとめた。20年度には教職履修生にビデオを活用した授業を試みる。
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