研究課題/領域番号 |
18530738
|
研究機関 | 昭和女子大学 |
研究代表者 |
押谷 由夫 昭和女子大学, 生活機構研究科, 教授 (50123774)
|
研究分担者 |
小川 哲男 昭和女子大学, 生活機構研究科, 教授 (00310392)
清水 満久 昭和女子大学, 生活機構研究科, 教授 (30341928)
松本 淳 昭和女子大学, 総合教育センター, 准教授 (10299969)
伴 恒信 鳴門教育大学, 大学院・学校教育研究科, 教授 (70173119)
|
キーワード | 道徳教育 / 道徳の時間 / 道徳教育経営プラン / 総合単元的道徳学習 / 学校・家庭・地域連携 |
研究概要 |
平成20年3月に新しい学習指導要領が告示され、その具体化に向けた実践が各学校で行われるようになってきた。本研究は、新学習指導要領における道徳教育を先取りする形ですすめているため、新たに優れた研究実践をしている学校の協力も得ながらまとめを行った。 県レベルでの道徳教育の取り組みについては、一昨年に調査した滋賀県と昨年度調べた京都府と広島県の取り組みをもとに、埼玉県や茨城県の取り組みも検討しながらまとめを行った。また、市レベルでは、昨年調べた南足柄市と横浜市の取り組みを中心にまとめを行った。南足柄市は文科省の研究開発校の指定を受け,道徳を主とした新教科を設けて道徳教育の充実を図っている。また横浜市は学習指導要領の横浜版を作り、独自の道徳教育カリキュラムを提案している。それらと直接かかわりを持てたことから、研究をさらに深めることができた。 具体的な学校における道徳教育経営プランについては、研究協力を行っている5校の実践プランの練り上げと検証を元に検討しまとめを行った。特に重点的な指導において、道徳の時間を核にして、関連する教科等の学習や日常生活、家庭とも連携して進める総合単元的な道徳学習プランを開発した。その中で、できるだけ計画段階から子どもたちを参加させること、家庭も巻き込んでいくこと、そして、総合単元的道徳学習用の冊子を作り、そこに授業や日常生活で感じたこと、学んだこと、気づいたことなどを書き込んでいく。それも使って最後のほうで授業をするといった方法の有効性を確認できた。
|