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2007 年度 実績報告書

広汎性発達障害幼児への身体を介した早期発達支援-共同注意行動獲得を指標として-

研究課題

研究課題/領域番号 18530753
研究機関愛知教育大学

研究代表者

森崎 博志  愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (60294857)

キーワード発達支援 / 広汎性発達障害 / 共同注意 / 身体
研究概要

平成19年度についても,幼児通園施設において,発逹障害児を対象に,動作法をベースとした身体的相互交渉により,共同注意を成立させ対人的な基盤を育む取り組みを行った。10名程度の子どもを対象に,週1回60分のセッションで,マンツーマンで援助者が訓練を担当し,スーパーバイザー(私)が全体の指導に当たった。
発逹障害児を対象に,身体的相互交渉を通し対人的な基盤を育む発逹支援は,まだ一般的ではないが,この点において「身体」は極めて重要な要因であると考えられる。実際に今回の実践を通して,程度の差はあるもののほぼ全員の子どもに,対人面での良好な変化が見られている。本研究における実際では,身体を通した直接的な関わりによって,まず,対人的な関心,対人的な志向性に高まりが見られ,「自己-他者」という対人的な繋がりが育まれていくことが大きな特徴であり,アイコンタクトや模倣,指差しなどの共同注意行動にも高まりが見られている。加えて,結果的に言語表出も高まるケースも少なくない。
このように,言語や共同注意行動な中心とするコミュニケーション発逹が多くの子どもに見られているが,ビデオ分析による共同注意行動の詳細な変化については,グループでの実践場面では難しく,対象児を絞り,別途セッション場面を整え経過を追うこととした。その結果,一連の共同注意行動の出現頻度が事例経過に伴い次第に高まっていったことが示された。発逹支援に伴う共同注意行動の出現頻度を詳細に捉え,実践に伴う発逹的変化を示した研究はまだ非常に少なく,その意羲は極めて高いものと言える。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 自閉的な子どもへの早期あ発達支援に関する研究II2008

    • 著者名/発表者名
      柴由 和美・森崎 博志
    • 雑誌名

      治療教育学研究 28

      ページ: 75-83

  • [雑誌論文] 自閉的な子どもへの動作法をめぐって2007

    • 著者名/発表者名
      森崎 博志
    • 雑誌名

      森崎 博志 25

      ページ: 1-5

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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