研究課題/領域番号 |
18530759
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
田口 浩継 熊本大学, 教育学部, 助教授 (50274676)
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研究分担者 |
楊 萍 熊本大学, 教育学部, 助教授 (70253705)
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キーワード | ものづくり教育 / 不登校児童生徒 / 教育支援プログラム / 適応指導教室 / ものづくり用教材 / ものづくり用テキスト / 学部・大学院教育 / キャリア・デザイン力 |
研究概要 |
不登校児童生徒に学校教育及び適応指導教室、社会教育等の学習機会に、ものづくり教育を導入し、児童生徒の自己効力感を高め、学校復帰への可能性を探る意義は大きい。さらに、職業観や勤労観の育成はもとより、全ての国民が生涯にわたって遂行する様々な立場や役割を認識し、社会に参画できる「キャリア・デザイン力」の育成が求められている。 そこで、本研究では不登校児童生徒を対象とした適応指導教室において、ものづくり体験活動を導入した。それらのものづくり活動により、児童生徒の達成感や充実感を高め自己に対する自信や信頼感、有用感、自己存在感などの、いわゆる自己効力感を高めることにより、学校復帰に寄与することをねらいとして研究を行った。 平成18年度は、大きく次の3つを中心に研究を進めるたが、各研究を分離するのではなく、横断的・総合的に研究することを目指した。 (1)不登校支援活動におけるものづくり活動の実施状況調査 平成18年度は「研究」の初年度であるので、熊本県内の不登校支援活動において実施されている「ものづくり活動」の具体的内容、効果について調査を行った。これらの調査結果より、不登校支援活動におけるものづくり活動の現状と課題についてまとめた。 (2)ものづくり活動用教材の開発 各種のものづくり活動に参加する小学生、中学生及び指導者に対して、体験学習やものづくり活動に対する意見や要望、今後の課題等について調査を行った。さらに、教育学部における指導実践力向上について検討するとともに、専門的指導体制確立のための具体的な連携内容について、関連する団体(熊本市教育センター)に対して調査を行った。 (3)不登校支援者を養成するカリキュラムの開発 適応指導教室で使用できる教材の開発、指導法の開発を行い、不登校支援のためのものづくり教育用カリキュラムを開発した。それに対応したテキストを作成し、学部・大学院での講義に活用した。
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