研究概要 |
平成15-17年度に行った研究により,即ち,発達性音韻障害児は10歳前後においても重み付けの変化が明らかには認められず,健常児とは異なる語音知覚能力の発達経過を示す可能性が示唆された.そしてその一因として音韻情報処理の問題が推測された.これらの一連の研究をさらに発展させる形で,さらに実験を重ね,診断指標としての基準となる資料の収集を継続した.さらに,音韻知覚能力の特徴を明らかにする上で中枢性聴覚障害の鑑別の重要性が明らかになってきたため,その鑑別のための検査バッテリーの作成及び,臨床事例への適用準備を行った.
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