本研究は、戦後日本における社会運動を担った人々の韓国認識の変化の軌跡を、政治状況・社会状況の変化と関連付けて明らかにすることを目的としている。そのため戦後日本の社会運動に影響を与えた雑誌(『世界』、『中央公論』、『朝日ジャーナル』など)に掲載された韓国、日韓関係記事の目録を作成し、また、在日団体を含む社会運動団体に対する調査を行い、社会運動の関係者に対する調査を行い、これらの調査をふまえて、記事の内容分析を行い、戦後直後の憲法制定期における日韓の比較研究、1980年代以降の日韓関係研究というかたちで研究成果の一部を公表した。
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