• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2007 年度 実績報告書

曲面を用いた結び目的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18540069
研究機関埼玉大学

研究代表者

下川 航也  埼玉大学, 理工学研究科, 准教授 (60312633)

研究分担者 水谷 忠良  埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (20080492)
阪本 邦夫  埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (70089829)
長瀬 正義  埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (30175509)
江頭 信二  埼玉大学, 理工学研究科, 助教 (00261876)
キーワード結び目 / DNAの組み換え / デーン手術 / XerCD / レンズ空間
研究概要

今年度は、まず3次元多様体の重要なクラスであるレンズ空間内の結び目のデーン手術でレンズ空間が得られる場合を考察した。特に、レンズ空間内の強可逆結び目と下ーラス結び目のデーン手術の研究を中心的に行った。具体的には、レンズ空間L(4mn-1,2m)からL(2k,1)への強可逆結び目のDehn手術を分類し、共著論文"Rationaltangle surgery and Dehn surgery on knots in lens spaces"にまとめた。この結果はDNAの組み換え酵素XerCDの作用の様子の位相幾何学的な特徴付げに応用がある。例えば、6-catと呼ばれるDNA絡み目にXerCDが作用し、7交点のトーラス結び目であるDNA結び目を生むことが知られているが、この作用の様子の特徴付けを行うことが出来た。
また,もうーつの研究として,DNAの作る絡み目のXerCDによる絡み目解消操作の特徴付けを行った。DNA絡み目は細胞が複製される際に現れ,細胞分裂の前までに絡み目解消が行われる。その絡み目解消は普通トポイソメラーゼと呼ばれる酵素が行うが,XerCDも絡み目解消を行うことが最近の研究(EMBOJ.2007)で明らかになった。今回の研究では,XerCDによる絡み目解消操作の様子を位相幾何学的に特徴付けた。その証明には,絡み目の外部の曲面と絡み目のツイストとの関連に関する結び目理論の結果が用いられている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表]2007

    • 著者名/発表者名
      下川 航也
    • 学会等名
      研究集会 結び目のトポロジーX
    • 発表場所
      東京女子大学
    • 年月日
      20071200

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi