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2006 年度 実績報告書

ゲージ理論におけるモジュライ空間の幾何構造とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 18540094
研究種目

基盤研究(C)

研究機関慶應義塾大学

研究代表者

亀谷 幸生  慶應義塾大学, 理工学部, 助教授 (70253581)

研究分担者 古田 幹雄  東京大学, 数理科学研究科, 教授 (50181459)
前田 吉昭  慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (40101076)
森吉 仁志  慶應義塾大学, 理工学部, 助教授 (00239708)
キーワード幾何学 / トポロジー
研究概要

ゲージ理論を使ったホモロジー3次元多様体の不変量として円との直積上のインスタントンを使ったものが太田啓史氏などにより考察されている.この不変量はホモロジー3次元多様体と境界の一つにもつコンパクト多様体をインスタントンからなるモジュライ空間の部分空間として得られているので,Rochlin不変量との関係が幾何的に理解できる特徴を持っている.
今年度の研究においては上述のインスタントンを使った不変量の構成の一般化を試みた.より具体的には円と直積の代わりに2つのホモロジー3次元多様体の間のコボルディズム,或いは,その幾つかの繋いだものをとると,この上のモジュライ空間の部分空間は円との直積の場合と類似の性質をもつことがわかった.特に,モジュライ空間の部分空間の特異点については円との直積の場合と同様にして調べることが可能であることがわかった.更に,2つのホモロジー3次元多様体の間のコボルディズムからモジュライ空間の部分空間の間のコボルディズムが得られることもわかった.しかし,この空間とホモロジー3次元多様体との関係はまだよくわかっていない.以上の考察は古田幹雄氏が主催するセミナーにおける共同研究によるものである.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Homotopy theoretical considerations of the Bauer-Furuta stable homotopy Seiberg-Witten invariants2006

    • 著者名/発表者名
      M.Furuta, Y.Kametani, N.Minami
    • 雑誌名

      Geom. Topol. Monogr. 10

      ページ: 153-164

  • [雑誌論文] Nilpotency of the Bauer-Furuta stable homotopy Seiberg-Witten invariants2006

    • 著者名/発表者名
      M.Furuta, Y.Kametani, N.Minami
    • 雑誌名

      Geom. Topol. Monogr. 10

      ページ: 265-272

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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