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2006 年度 実績報告書

数学史の研究

研究課題

研究課題/領域番号 18540149
研究種目

基盤研究(C)

研究機関大阪国際大学

研究代表者

竹之内 脩  大阪国際大学, 名誉教授 (20029375)

研究分担者 小林 龍彦  前橋工科大学, 工学部, 教授 (10269300)
小川 束  四日市大学, 環境情報部, 教授 (90204081)
キーワード關孝和 / 括要算法 / 発微算法 / Faulhaber / 建部賢弘 / πの計算
研究概要

關孝和没後300年を明年に迎え、そのための顕彰の行事の一貫として、種々の出版を企画し、実現を期している。
「關孝和の数学」として、關孝和の主要な業績、括要算法、発微算法、解伏題之法、求積を紹介する書物を企画本年度は主に括要算法巻元朶積術について検討を加えた。この巻は、朶積総術と朶積術の2部分から成るが、朶積総術の記述は具体的かっ明解であるのに対し、肝心の成果である朶積術との関連が明かでなく、いろいろな説がなされるところである。本研究では、朶積総術の計算方式でデータをつくり、それからの結論に到る過程を考察した。巻亨については、田辺寿美枝の研究があるのでこれを加え、巻利、巻貞はすでに大要が作られている。これをまとめて、括要算法の現代語版の完成に向けた努力をしている。
発微算法については、これを海外に紹介するため、英語への翻訳を進めている。
朶積術については、Faulhaberによる古い時代の研究があるので、それを現代のものとして、紹介した。
また、有馬頼憧による研究がある。これについては、なお研究を継続している。
建部賢弘の数学 關孝和の一番の高弟建部賢弘の業績については、いままでこれを紹介する書物がなかったので、これの作成、出版を企画。来年度には刊行となる予定。
πの計算について群馬大学伊藤隆教授と詳細な検討を重ね、出版した。
Hodgkinによる新しい数学史の書物が出版されている。画期的な内容の書物であるので、これの翻訳を作成、出版するべく、準備をはじめた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 關孝和「括要算法 巻元」2007

    • 著者名/発表者名
      竹之内脩
    • 雑誌名

      数理解析研究所講究録

      ページ: 6

  • [雑誌論文] 關孝和の朶積術について(2)2007

    • 著者名/発表者名
      竹之内脩
    • 雑誌名

      和算研究所紀要 7

      ページ: 3

  • [図書] πの計算 アルキメデスから現代まで2007

    • 著者名/発表者名
      竹之内脩, 伊藤隆
    • 総ページ数
      178
    • 出版者
      共立出版株式会社

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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