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2007 年度 実績報告書

PISOTおよびSALEM数の解析的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18540172
研究機関京都大学

研究代表者

畑 政義  京都大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (40156336)

キーワードPISOT数 / SALEM数 / 超越数 / 有理近似 / 小数部分 / PADE近似 / 無理数度 / MAHLER測度
研究概要

研究目的の1つであった等比数列の小数部分の研究に関しては、指数関数とそのベキに関ずるHermite-Pade近似がexplicitに構成できることから、eのn乗の小数部分に関する考察を行った.従来のMahler,Mignotte,Wielonskyの結果を改良すべく研究したが、残念ながらまだ新しい成果を得るに至っていないが、見込みのある方法を現在解析中であり、研究を続行している.また、これまでの解析数論の研究をふまえ、World Scientific社から著書Problems and Solutions in Real Analysisを刊行することができた.特に素数定理の初等化を試みたが、まだ改良できるものと考えられるので、引き続き初等化の問題にも取り組んでいきたい.
Pisot数およびSalem数を含むある種の代数的数を公比に持つ等比数列の小数部分に関しては、関連するテーマで大学院博士過程の学生を指導していることもあって若干の進展がみられた.一般の代数的数の場合の小数部分に関する研究では、最近のDubickas教授の研究結果が著しい.そのDubickas教授を本年度10月に招き、最近の研究情勢も含めて活発に意見交換を行った.この機会を利用し、さらに新潟大学の秋山准教授も交え、様々な研究討論が行えたことは、本研究の遂行上、大変有意義なことであった.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 図書 (1件)

  • [図書] Problems and Solutions in Real Analysis (Series on Number Theory and its Applications, Vol.4)2007

    • 著者名/発表者名
      Masayoshi Hata
    • 総ページ数
      304
    • 出版者
      World Scientific Publishing

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2021-09-01  

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