研究課題/領域番号 |
18540196
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
山田 修宣 立命館大学, 理工学部, 教授 (70066744)
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研究分担者 |
荒井 正治 立命館大学, 理工学部, 教授 (20066715)
大坂 博幸 立命館大学, 理工学部, 教授 (00244286)
伊藤 宏 愛媛大学, 理工学研究科, 教授 (90243005)
大鍛治 隆司 京都大学, 理学研究科, 准教授 (20160426)
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キーワード | ディラック作用素 / スペクトル理論 / 相対論的量子力学 / 非相対論的極限 / スペクトル集中 / 局所エネルギー減衰 |
研究概要 |
ディラック作用素のスペクトル理論、特に、ポテンシャルが遠方で発散する場合の非相対論的極限、ブラックホール理論に現れるKerr-Newman計量におけるディラック作用素のスペクトル理論などについて研究した。前者については京大数理解析研究所の講究録1563の中に書かれている。また後者については、スイスBern大学のWinklmeier氏と、プレプリント On the local energy decay of solutions of the Dirac equation in the Kerr-Newman metric,Iを著し、現在投稿中である。またこれらの研究のため、関連する研究集会、セミナー等に可能な限り出席し、研究討論に参加した。特に、日露共同研究で出張したサンクトペテルブルク大学(7月)、「超局所解析と古典解析」(和歌山市,12月)などでは講演した。 8月には,2人のロシアの数学者を立命館大学に招いて講演会を開催した.また、1月には本学で「微分方程式とウェーブレット解析の接点」と題するワークショップを企画した。 3月には近畿大学での数学会年会の関数解析分科会で Spectral analysis of Dirac equations in the Kerr-Newman metric and its applications(with M.Winklmeier)と題して一般講演を行った。
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