研究課題/領域番号 |
18540196
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
山田 修宣 立命館大学, 理工学部, 教授 (70066744)
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研究分担者 |
渡部 拓也 立命館大学, 理工学部, 助教 (80458009)
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キーワード | ディラック作用素 / 相対論的量子力学 / スペクトル理論 / 非相対論的極限 / スペクトル集中 / ブラックホール / 局所エネルギー / 固有関数 |
研究概要 |
ディラック作用素のスペクトル理論、特に、ポテンシャルが遠方で発散する場合の非相対論的極限、ブラックホール理論に現れるKerr-Newman計量におけるディラック作用素のスペクトル理論などについて研究した。前者については、愛媛大学工学部の伊藤宏氏と Dirac operators with dilation analytic potentials diverging at infinityを作成し、現在投稿中である。この結果の大筋については、東工大での数学会秋季総合分科会において、愛媛大学工学部の伊藤宏氏と Dirac作用素の非相対論的極限についてと題して研究発表を行った。 また、後者については、コロンビアのLos Andes大学のDr. M. Winklmeierと、プレプリント A spectral approach to the Dirac equation in the non-extreme Kerr-Newman metricを、Arxivに発表し現在投稿中である。またこれらの研究のため、関連する研究集会、セミナー等に可能な限り出席し、研究討論に参加した。特に、「夏の作用素論シンポジウム」(佐賀市:代表・岩塚明京工繊大教授)、「超局所解析と古典解析」(福井県三国:代表・大鍛治隆司京大洵教授)などでは講演した。
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