研究概要 |
高次元超重力理論における超対称解の分類プログラムを具体化し, それにより得られた解の具体的表式を用いて解の表す時空の大域的構造を調べることにより, コンパクト化と超対称性の関係, 宇宙モデルとなりうる超対称解の可能性, 4次元有効理論との関連, 高次元ブラックホール解の分類を組織的に研究する.さらに, 申請者がこれまでに開発した高次元時空におけるゲージ不変摂動論を拡張することにより, これらの解の安定性を調べる.これらを通して,高次元理論における様々な解の中で特別の解が宇宙進化により選ばれる可能性,超対称性と宇宙進化の関連および高次元ブラックホールの安定性について明らかにする.
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