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2007 年度 実績報告書

高輝度電子ビームの縦方向位相空間分布測定手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18540273
研究機関大阪大学

研究代表者

加藤 龍好  大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (20273708)

研究分担者 柏木 茂  大阪大学, 産業科学研究所, 助教 (60329133)
キーワード電子ビーム / 位相空間 / エネルギースペクトル / 時間構造 / バンチ構造 / エアロジェル / チェレンコフ光
研究概要

本研究では、電子ビームの縦方向位相空間(時間-エネルギー)での分布を電子バンチごとに高速測定するための手法を開発している。今年度は、昨年度設計製作したエアロジェル・チェレンコフ・モニターを、大阪大学産業科学研究所加速器量子ビーム実験室のLバンド電子ライナックのFELビーム輸送路に設置する作業を行った。続いてCCDカメラを用いてチェレンコフ光によりエネルギー・プロファイルを確認した。その後、光輸送系を構築してチェレンコフ光を測定室まで輸送し、ストリークカメラを用いて時間掃引を行い、位相空間プロファイルを取得できることを確認した。しかし電子ビームを位相空間内の分布として評価するためには、エネルギースペクトル上ではピークから離れたかなり強度の弱い裾野の領域まで画像を取得しないと全体像を評価できないことが判明した。そのため現状のシステムでは位相空間プロファイル全体を評価するためには3〜5回に分けて画像を取得した後、それらを1つのプロファイルに合成する必要があることがわかった。モニター上流側の偏向電磁石電流を変化させることにより、現状の測定系での取得画像内での位置とビームエネルギーの関係を評価した。また、電子ビームの加速RF位相を変えることにより、外部のRF源により励振される加速電場とビームが励起するウェーク場との合成電場を変化させ、バンチ内部の縦方向位相空間の電子分布が変化することを確認した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 高輝度電子ビームの縦方向位相空間モニターの開発2008

    • 著者名/発表者名
      加藤龍好、柏木茂、井合哲也、森尾豊、磯山悟朗
    • 学会等名
      日本放射光学会年会
    • 発表場所
      草津市
    • 年月日
      2008-01-13
  • [学会発表] 高輝度電子ビームの縦方向位相空間分布測定手法の開発2007

    • 著者名/発表者名
      加藤龍好、柏木茂、井合哲也、森尾豊、磯山悟朗
    • 学会等名
      日本加速器学会年会
    • 発表場所
      和光市
    • 年月日
      2007-08-01

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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