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2006 年度 実績報告書

高密度・高感度サンプリングカロリメーターの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18540302
研究種目

基盤研究(C)

研究機関大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構

研究代表者

林 ケヨブ  大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助教授 (90332113)

研究分担者 佐藤 任弘  大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 教授 (10013418)
小松原 健  大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助教授 (30242168)
キーワード素粒子実験 / カロリメーター / 検出器
研究概要

現在、素粒子実験分野では高エネルギー、大強度の加速器を利用して標準模型の精密な検証又は新しい物理現象を探す実験が幅広く計画されている。このような精密実験を可能にするためには、様々な検出器の開発が必要である。電磁カロリメーターは光子による電磁シャワーが作るシンチレーション光の量からエネルギーを求めるものであるが、特に、最近では検出器の巨大化、高いレートに耐えるため、Low cost-Fast responseという特性が要求されるようになっている。シャワーを起こすコンバーターとシンチレーターを積層したサンプリングカロリメーターもその流れの中にある。本研究ではタングステンワイヤーとシンチレーションラァイバーを1対1の割合で組み込むことで、PWOを超える高密度サンプリングカロリメーターを開発することである。シンチレーションファイバーを使うことでシンチレーション光の収集効率を高め、カロりメーターの感度を向上することを目指している。
H18年度にはまずシンチレーションファイバーの応答特性をシンチレーション光量や減衰長を中心に調査して、十分な光量(40p.e./MeV)と長い減衰長(114cm)を確認した。1mm×lmm角のタングステンワイヤーの製作にも成功し、10mm×10mm×500mmのテストモジュー一ルを製作して。一方、タングステンワイヤーの製作は放電加工であるため、長い時間が必要になるため、鉛ワイヤーの製作にも挑戦した。比較的に早くて、安い方法で鉛ワイヤーの製作が可能になり、25mm×25mm×500mmのテストモジュールの製作に成功し、宇宙線を利用してモジュールのテストを行っている。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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