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2006 年度 実績報告書

薄膜を用いた短パルスコヒーレントX線発生のための基礎プロセスの解明

研究課題

研究課題/領域番号 18540497
研究種目

基盤研究(C)

研究機関独立行政法人日本原子力研究開発機構

研究代表者

匂坂 明人  独立行政法人日本原子力研究開発機構, 量子ビーム応用研究部門, 研究職 (20354970)

研究分担者 河内 哲哉  独立行政法人日本原子力研究開発機構, 研究副主幹 (40343941)
大道 博行  独立行政法人日本原子力研究開発機構, 研究主席 (70144532)
キーワード高強度レーザー / 高次高調波 / プリフォームドプラズマ
研究概要

超短パルス高強度レーザーと薄膜との相互作用により、コヒーレントなX線が生成される。このようなコヒーレントX線発生に関する基礎プロセスを解明する上で、レーザーのプリパルスによって生成されるプリフォームドプラズマを評価しておく必要がある。ここでは、超短パルス高強度レーザーを金属の薄膜ターゲットに照射した際のプリフォームドプラズマを干渉計測により評価した。
実験は、チタンサファイアレーザー(中心波長800nm、パルス幅250fs)を集光用のポンプ光と計測用のプローブ光に分けて行った。ポンプ光は、軸外し放物面鏡を用いてチタンの薄膜ターゲットに照射した。ポンプ光の集光強度は、〜2.5x10^<18>W/cm^2であった。プローブ光は2倍高調波(400nm)を用いて、ターゲット表面を通過させ、干渉計測によって測定した。干渉縞はバイプリズムを用いてレーザービームの波面を傾けることによって生成した。ポンプ光とプローブ光の時間差を調整することにより、メインパルスの約50ps前でのプリフォームドプラズマの測定を行った。その結果、レーザー入射側にプリフォームドプラズマが生成されていることがわかった。次に、メインパルスよりも時間的に前にあるASE(自然放出光の増幅)成分の時間幅を調整することで、プリフォームドプラズマの大きさを制御できることを確認した。プリフォームドプラズマを計測し制御することは、コヒーレントX線の発生量最適化につながる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Characterization of thin-foil preformed plasmas for high-intensity laser plasma interactions2006

    • 著者名/発表者名
      Akito Sagisaka
    • 雑誌名

      Acta Physica Hungarica B 26

      ページ: 327

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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