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2007 年度 研究成果報告書概要

酵素分解可能なデンドリティック高分子の合成

研究課題

研究課題/領域番号 18550103
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 高分子化学
研究機関秋田大学

研究代表者

寺境 光俊  秋田大学, 工学資源学部, 教授 (70251618)

研究分担者 伊藤 英晃  秋田大学, 工学資源学部, 教授 (80168369)
研究期間 (年度) 2006 – 2007
キーワードナノ材料 / 酵素分解 / 生体材料 / デンドリマー
研究概要

リシンデンドリマーは三次元的構造が制御された生体分子由来のデンドリマーとして医療分野への応用が期待されているが、合成時にリシンの側鎖アミノ基をすべて反応に使うため、酵素分解性、代謝性が低い。側鎖アミノ基は酵素による分子認識に重要な役割を果たしているだけでなく、ユビキチン系代謝経路においても重要な役割を果たすことが知られている。本研究では側鎖アミノ基を残したペプチドオリゴマーを合成し、これを繰り返しカップリングすることにより酵素分解可能な新規デンドリマーを合成し、酵素分解活性を評価することが目的である。
酵素分解可能なデンドリマーのビルディングブロックとして、グリシン(G)とリシン(K)からなるペプチドオリゴマーの合成を行った。Type I(ABB'型(Fmoc保護)とType II(AB_2型(Fmoc保護)のペプチドオリゴマーをトリチル樹脂を用いた固相合成法により合成した。このペプチドオリゴマーをビルディングブロックとし、Wang樹脂を用いてデンドリマー合成を行った。HPLC分画実験により精製された第一世代、第二世代デンドロンはともにHPLCで単一ピークを示し、目的の質量数をもつことをMALDI-TOF MSスペクトルにて確認した。反応条件最適化過程において、これらデンドロンに含まれるBoc保護基は通常より切断されにくく、数倍の反応時間が必要であることが明らかとなった。ビルディングブロック合成の条件最適化に時間がかかったため、高世代デンドリマーの合成までは期間内に行うことができなかった。高世代デンドリマーの合成と酵素分解反応については継続して検討していく予定である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2006

すべて 学会発表 (6件)

  • [学会発表] p53ペプチド修飾ポリアミドデンドリマーの合成と抗原抗体反応への応用2006

    • 著者名/発表者名
      寺境光俊
    • 学会等名
      2006 高分子学会東北支部発表会
    • 発表場所
      東北大学
    • 年月日
      2006-11-09
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [学会発表] Preparation of Oligopeptide-Polyamide Dendrimer Conjugates as Multiple Antigen Peptide for p53 Mutant2006

    • 著者名/発表者名
      Mitsutoshi JIKEI
    • 学会等名
      2006 Tohoku Regional Meeting for Polymers
    • 発表場所
      Tokoku University
    • 年月日
      2006-11-09
    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [学会発表] ハイパーブランチポリマー-一階重合で合成されるデンドリティック高分子-2006

    • 著者名/発表者名
      寺境光俊
    • 学会等名
      平成18年度 化学系学協会東北大会
    • 発表場所
      秋田大学
    • 年月日
      2006-09-24
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [学会発表] Hyperbranched Polymers2006

    • 著者名/発表者名
      Mitsutoshi JIKEI
    • 学会等名
      Joint Symposium of Chemistry Related Associations in Tohoku Area
    • 発表場所
      Akita University
    • 年月日
      2006-09-24
    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [学会発表] p53ペプチド修飾ポリアミドデンドリマーの合成と抗原抗体反応への応用2006

    • 著者名/発表者名
      寺境光俊
    • 学会等名
      第55回 高分子討論会
    • 発表場所
      富山大学
    • 年月日
      2006-09-22
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [学会発表] Preparation of Oligopeptide-Polyamide Dendrimer Conjugates as Multiple Antigen Peptide for p53 Mutant2006

    • 著者名/発表者名
      Mitsutoshi JIKEI
    • 学会等名
      55th Symposium on Macromolecules
    • 発表場所
      Toyama University
    • 年月日
      2006-09-22
    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 2010-02-04  

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