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2008 年度 実績報告書

高度に制御した微細構造をもつリチウム二次電池正極材の開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18550171
研究機関独立行政法人物質・材料研究機構

研究代表者

小澤 清  独立行政法人物質・材料研究機構, 光触媒材料センター, 主幹研究員 (90343855)

研究分担者 藤井 宏樹  独立行政法人物質・材料研究機構, 超伝導材料センター, 主幹研究員 (80354306)
キーワード微細構造制御 / 正極材 / リチウム二次電池
研究概要

電気自動車等の普及にともない高性能リチウム二次電池の開発が急務となっている。本開発では、リチウム二次電池の正極材組織を高度に制御できるか否かは、鍵となる重要な技術である。本研究は、コロイドプロセスの手法を用いて、高度に制御した正極材を作製することを目的として行った。本年度、コロイドプロセスによるLiFePO_4粉末とカーボンが均一に混合したナノコンポジットを作製するために、界面活性剤の添加効果について調べた。すでにこれまでの研究によって、水溶液中での活物質粉末(LiFePO_4粉末)の分散性は、polyethylenimine(PEI)添加により促進されるという知見を得ているが、本年度の研究からは、PEIよりもhexadecyltrimethlammonium bromide(CTAB)添加の方が、より少量の添加で活物質粉末およびカーボン粉末(アセチレンブラック)を効率よく分散させる効果があることが判明した。さらに、加熱処理の過程で、CTABの方がPEIよりもより低温でカーボン化することがわかった。この結果は、活物質の電気化学的特性を劣化させないという点で有利である。これら2種類の界面活性剤を用いて作製した正極材の電気化学的特性についての評価も行った。充放電特性からは、サイクル特性等で違いが見られた。これらの結果は本年度ベルリンで開催される国際会議(THERMEC'2009)で発表するとともに、論文発表を行う予定でいる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Fabrication of novel composites of ZnO-nanoparticles and magadiite2009

    • 著者名/発表者名
      Kiyoshi Ozawa
    • 雑誌名

      Materials Letters 63

      ページ: 366-369

    • 査読あり

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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