アルミニウム合金押出しチューブの内面に螺旋溝を同時一体化成形する技術の開発を目指している. しかしながら、既存の押出し技術ではその工法上の原理から断面形状は形材の全長にわたって常に一定であるため、押出し後の二次加工での螺旋溝成形が必要である。そこで、従来から中空押出し材の成形方法として使用されているポートホールダイスによる等断面形状押出し方式を改め、ポートホールダイスのダイマンドレル先端に回転プラグを取り付けた複合ダイス押出し方式によって、押出し工程中に押出しチューブの内面に螺旋溝を転造する一体化成形するスパイラル押出し技術を新規に開発した。
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