研究概要 |
日本機械学会基準/評価指針(JSME-S012)を,正確・充実させ,適用範囲を拡大・発展させるために,風洞実験,水槽実験,数値シミュレーションによって複数円柱構造物や高レイノルズ数流れにおける流力振動などの未検証課題の検証研究を行い,実用のプラント配管内構造物の流力振動に対する学会基準/指針の普及と高度化を促進させる。そのため,本年度は,主として3課題について研究,検討した。(1)複数円柱や管群における複数構造物の流力振動,(2)種々な構造物の流力振動,(3)非定常流体力学の諸課題である。研究成果は,(1)科学研究費による研究会の開催,(2)海外の学会講演会を通じて公開した。1.科学研究費補助金による研究会の開催:「流力振動研究会」,開催日:平成18年12月14日(木)午後2時〜4時,開催場所:金沢学院大学(金沢市末町10)金沢学院講堂(4号館),講演題目:(1)『電力中央研究所における流力振動関連の研究および事故事例の紹介』;(財)電力中央研究所・地球工学研究所主任研究員西原崇,(3)『スポーツボールの飛翔における流力振動』;福岡工業大学・工学部教授溝田武人,参加者:金沢工業大学,富山県立大学,金沢大学の研究者,学生を含む,約50名。2.海外の学会講演会への発表:(1)2006 ASME Pressure Vessels and Piping Division Conference, Vancouver, BC, Canada, July23-27,2006,(2)Conference on Modelling Fluid Flow (CMFF'06), The 13th International Conference on Fluid Flow Technologies, Budapest, Hungaly, September6-9,2006.でそれぞれ口頭発表した。
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