研究概要 |
最終年度に当たる20年度は、現在まで各研究者によって得られた関連研究の成果を持ち寄り、研究会を開催して研究成果の検討および意見交換をした。研究会は、福岡工業大学(福岡市)で開催して「配管内構造物の流力振動評価指針JSMESO12-1998」制定当時の主査:岡島厚、幹事:西原崇を中心として検討した。研究会では、配管内円柱状構造物の設計ガイドラインとして学会評価基準に反映させて基準のより高い確度と適用範囲の拡大化など、配管内構造物の流力振動評価指針の充実について検討し、「臨界レイノルズ数以上の超臨界域および極超臨界域における円柱の流力振動に対する検証は実験的にも、数値シミュレーションによっても未だ不十分である」と結論した。 これらの研究成果は,関連する国際学会論文誌に4編、国内学会論文集に2編を論文発表し、諸外国の研究者とも意見交換をした。そして、科学研究費による研究会の開催や海外の学会講演会を通じて成果を公開した。 (1)科学研究費補助金による研究会の開催:「第3回流力振動研究会」を福岡工業大学(福岡市)、2008.12.9、参加者:福岡工業大、九州大、金沢大、金沢学院短大、(財)電力中央研究所の研究者及び学生、約100名。 (2)海外の学会講演会における発表:(1)9th International Conference on Flow-Induced Vibration-FIV2008, (2008-7) Prague, Czech Republic, (2)8th UK Conference on Wind Engineering, (2008-7), University of Surry, Guildford, England.
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