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2007 年度 実績報告書

マルチマイクロフレームを用いた発電システムの知的制御:カオス時系列解析の適用

研究課題

研究課題/領域番号 18560194
研究機関長岡技術科学大学

研究代表者

門脇 敏  長岡技術科学大学, 技術経営研究科, 教授 (20185888)

キーワード熱工学 / 燃料電池 / マイクロフレーム / 知的制御 / カオス
研究概要

低炭素社会構築の状況下において,低環境負荷エネルギーである水素とメタンは,超小型マシンのパワー源としても用いられる.超小型マシン用の発電システムは,マイクロフレームと燃料電池を組み合わせることにより,構築することができる.特に,マルチマイクロフレームを採用すると,マルチ電源を確保できるので,目的に合う電圧・電流を供給することが容易である.つまり,超小型マシンの駆動状況に合わせた電気エネルギーの供給が可能になる.そのため,マルチマイクロフレームを用いた発電システムは,多種の超小型マシンに適用でき,その応用例は非常に幅広いものになる.そして,新しい燃焼技術の一つになることが期待される.
本研究では,マルチマイクロフレーム用バーナーの上に予混合火炎を形成させて実験を行い,火炎特性を調べた.マルチマイクロフレームの特性は,フラットバーナーとブンゼンバーナーにおける火炎の特性を複合させたものになる.予混合気としてはメタン/空気を取り扱い,各々のガスの流量は精密ガス流量計でコントロールした.拡散・熱的効果による固有不安定性が生じるので,当量比が1より小さいとき,火炎面は不安定な振る舞いを演じた.ガス分析計を用いて燃焼ガス中の窒素酸化物濃度を測定し,メタン/空気の混合割合との関係を調べた.火炎の不安定挙動をディジタルビデオカメラレコーダーにより撮影し,その画像を計算機に取り込み処理し,火炎の不安定挙動が可燃範囲や窒素酸化物濃度に与える影響を調べた.さらに,マルチマイクロフレームからの発光をフォトダイオードで受光して,その信号の波形をデータ収集装置を介して計算機に取り込み処理した.信号波形のパワースペクトルとアトラクターを求め,火炎の不安定挙動の特性を解析した,そして,最適な燃焼条件を見出した.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Analysis on the fluctuation of the light emission from methane-air premixed flames2007

    • 著者名/発表者名
      S. Kadowaki and N. Ohkura
    • 雑誌名

      Proceedings of ICDERS 21

      ページ: 272

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 査読あり
  • [学会発表] マルチ細径円管上に形成されるメタン火炎のゆらぎの解析2007

    • 著者名/発表者名
      大倉直樹, (門脇敏)
    • 学会等名
      日本機械学会熱工学コンファレンス2007
    • 発表場所
      京都大学(京都市)
    • 年月日
      2007-11-24
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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