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2006 年度 実績報告書

摩擦係数のコントロールによる免震装置の相対変位の低減の実用化

研究課題

研究課題/領域番号 18560227
研究種目

基盤研究(C)

研究機関福井大学

研究代表者

新谷 真功  福井大学, 大学院工学研究科機械工学専攻, 助教授 (90154393)

キーワード機械力学・制御 / 免震 / 地震 / 耐震 / 制震
研究概要

1.摩擦係数のコントロールによる免震装置の相対変位の低減について
(1)摩擦係数をコントロールによる免震装置の相対変位の低減に有効であることを検討するための解析モデルを作成した。(2)免震装置の構造は摩擦面を下に向けて、可動部の下に取り付けて、地面(構造物)から摩擦面に対して、圧縮ばねを取り付けた支承棒で押しつけて、摩擦力を発生させるようになっている。(3)相対変位の大きさによって、摩擦係数を変えるシミュレーション解析を行い、免震装置の相対変位の低減に有効であることを確認した。(4)相対変位の大きさによって、摩擦係数を変えるモデルは実用的であると考えられる。さらに、実用的にするために、摩擦係数を2段階に変えるシミュレーション解析を行い、免震装置の相対変位の低減に有効であることを確認した。(5)摩擦係数を2段階に変えた摩擦面を製作した。(6)福井大学工学部建築建設工学科の地震波再現装置を用いて、実地震波を入力した免震装置の実験を行い、免震装置の相対変位の低減に有効であることを確認した。
2.摩擦力をコントロールすることによる免震装置の相対変位の低減について
(1)摩擦力のコントロールによる免震装置について、新しい解析モデルを作成した。(2)摩擦面を斜面にすることによって、摩擦係数が一定でも、摩擦力をコントロールすることができることがわかった。免震装置の構造は摩擦斜面を下に向けて、可動部の下に取り付けて、地面(構造物)から摩擦面に対して、圧縮ばねを取り付けた支承棒で押しつけて、摩擦力を発生させるようになっている。相対変位によって、支承棒のばねの変位が斜面への押しつけ力を変化させることによって、摩擦力がコントロールすることができる。(3)斜面の角度、斜面の摩擦係数、斜面の長さ等をパラメータとして、免震効果が有効になるパラメータをシミュレーション解析によって検討を行っている。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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