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2007 年度 実績報告書

半導体位置検出素子を用いた深穴の内径と鉛直度の非接触計測装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18560260
研究機関大同工業大学

研究代表者

西堀 賢司  大同工業大学, 工学部, 教授 (50115614)

キーワード光応用計測 / LED光源 / 半導体位置検出素子 / PSD / 距離計測 / 散乱光 / センサ / 内径計測
研究概要

鋳物等における比較的小径な深穴の直径および傾き角度を非接触で,かつ簡便な方法で高精度に計測する装置は見あたらない.本研究は、壁面に照射した光の散乱光を2次元PSD(半導体位置検出素子)で受ける構成で,深穴の内径および鉛直度を非接触で高精度に計測できる簡単な構造の装置を提案し,有効性を明らかにすることを目的とする.
平成19年度は,赤外レーザの光源を光ファイバーを通して計測壁面に照射し,その散乱光をレンズで集光して2次元PSDで受ける構造の深穴径計測用の近距離計測センサを提案し,試作・実験から以下のことを明らかにした.
(1)センサから計測面までの距離Lが,0.4mm≦L≦2.6mmの範囲において±10μmの精度で計測できる.
(2)2次元PSDを覆う被膜の屈折率を考慮することにより,理論と実験が一致する.
(3)本システムを利用することで深孔の内径および鉛直度を計測することが可能である.
(4)計測面の表面粗さが赤外レーザの波長に比べて約1.5倍以上であれば,距離を正確に計測することができる.
(5)散乱光を利用しているため,計測面の角度に影響されず,距離を正確に計測することができる.
(6)2次元PSDの位置をプローブ根元側に配置すると,より小径のプローブが実現できる.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007 その他

すべて 学会発表 (2件) 備考 (1件) 産業財産権 (1件)

  • [学会発表] 2次元PSDを用いた深穴の内径および鉛直度の光学計測2008

    • 著者名/発表者名
      西堀 賢司, 前迫 大器, 石田 敏彦
    • 学会等名
      日本機械学会 東海支部第57期総会講演会
    • 発表場所
      名古屋大学
    • 年月日
      20080300
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [学会発表] PSDを用いた深孔計測用光学式センサプローブの開発2007

    • 著者名/発表者名
      西堀 賢司, 前迫 大器, 石田 敏彦
    • 学会等名
      日本ロボット学会 第25回学術講演会
    • 発表場所
      千葉工業大学
    • 年月日
      20070900
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [備考]

    • URL

      http://www.daido-it.ac.jp/~nishibo/

  • [産業財産権] 特許権2008

    • 発明者名
      西堀賢司, 前迫大器, 岸 友三, 佐藤 幸
    • 権利者名
      大同学園菱栄エンジニアリング
    • 産業財産権番号
      特許願 特願2008-20562
    • 出願年月日
      2008-01-31

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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