研究概要 |
電気二重層キャパシタ(以下キャパシタ)の分極性電極に配合される導電性カーボンブラックに、ナノ構造多孔体のケッチェンブラックを用いることにより、通常の導電性カーボンブラックとして使用されるアセチレンブラック(消耗品として購入した)を配合したキャパシタの特性と比較して、静電容量が大きくなることを示した。キャパシタへのケッチェンブラックへの最適配合量は8wt%であることも示された。この結果は、電気学会論文誌A,Vol.127, No.8, pp.487-492,2007に、"導電性フィラーとしてケッチェンブラックを配合した電気二重層キャパシタの基礎特性"として掲載された。 また、窒素プラズマを用いてキャパシタ用カーボン電極の特性向上を行った結果、未処理のカーボン電極と比較してプラズマ処理を行ったカーボン電極の蓄積電荷密度が約1.5倍上昇することが分かり、欧文ジャーナルPlasma Processes and Polymers, Vol.4, No. Sl, pp. S502-S506, 2007に、"Surface Modification of Carbon Electrode for Electric Double Layer Capacitors"として掲載され、大容量のキャパシタを開発する上での一つのプロセスとして期待される。また、窒素プラズマ処理における窒素ドープの深さについて研究を進めた結果はMaterials chemistry and Physics, Vol.103, No.1, pp.158-161, 2007に、"Surface Modification of Nano Porous Materials for Electric Double Layer Capacitors Application"として掲載され、Hottest article 20に選出されるなど、高い評価を受けた。
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